医師になりすまし医療行為などを行う事件が相次いでいることから、厚生労働省は、医師免許を持っているかどうか確認するための、新たな検索システムを導入することを決めました。 去年、東京・板橋区の病院で、実在の医師になりすました男が健康診断を行ったとして起訴されたほか、東京・港区のクリニックでも、医師免許を持たない男が美容目的の手術を行ったとして起訴されるなど、医師になりすます事件が相次いでいます。 厚生労働省のホームページでは、現在、医師や歯科医師の名前と性別を入力すると、該当者がいるかどうか確認できる検索システムがあります。 しかし、医師の顔写真や1人1人に割り当てられている登録番号などは表示されず、医療機関が、このシステムだけで、資格があるかどうか確認することは事実上、難しい状況です。 このため厚生労働省は、免許を持っているかどうか確認するための、新たな検索システムを導入することを決めました