松本龍復興対策担当相は28日、就任後初となる記者会見を行った。重責を担い吹っ切れたのか、質疑途中にサングラスをかけ、自ら率いる被災者支援チームを「チーム・ドラゴン(龍)」と命名した。 松本氏は「ひたすら被災者に歩いていく。復興基本法に魂を入れ、骨や肉をつけていく」と語り、被災地復興に全力を注ぐ覚悟を強調。「3月11日以来、私は民主も自民も公明も嫌いだ。(首相退陣が)7月か8月になるか分からないが、このチームは右顧左眄しない」と述べ、「菅降ろし」に明け暮れる民自公3党に強い不快感を示した。 「チームが失敗したら責任を取るのが閣僚の役目。私は屋上でたばこを吸っていようかと思う」と断言すると、同席した復興対策本部長補佐に就任した平野達男内閣府副大臣は「松本さんは親分肌だ!」との最大級の賛辞。責任転嫁ばかりする首相はますます見劣りしてしまうのでは-。
「GO TO JAIL(刑務所に行け)」の文字とともに、粉飾決算などで問題となった企業名が並ぶ。20日に収監された堀江貴文元社長(38)が出頭時に着用していた黒いTシャツをめぐり、社名を書かれた企業からは「勝手に使われた」「イメージが良くない」と困惑や憤りの声が広がった。 Tシャツに書かれたのは自らが粉飾に携わった「ライブドア」の企業ロゴのほか、「山一証券」や「日本長期信用銀行」など過去に粉飾決算で摘発されるなどした数社の名前。 「カネボウ」のロゴを使われた「カネボウ化粧品」の広報担当者は「問い合わせがあって初めて知った。勝手に使われた」と憤る。 カネボウは粉飾決算事件で平成17年に東京地検特捜部の摘発を受けた。分社化し、経営再建に努めてきており、担当者は「ブラックジョークのつもりかもしれないが大変遺憾だ。『JAIL』という言葉と一緒に書かれ、イメージも悪い」。今後の対応については「法務、
【ロンドン=木村正人】1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故以前にソ連の同型原発で100件を超す事故が起きていたにもかかわらず電力供給が優先され、安全点検が置き去りにされていた実態が、旧ソ連機密文書で明らかになった。チェルノブイリ原発ではすでに82年に類似事故が起きていたが、電力エネルギー省は「同型の原発が危険なことは知っていたが、文書には残さなかった」と重大事故の前兆を隠していた。(肩書はいずれも当時) 機密文書はソ連最高指導者ゴルバチョフ氏と各国首脳の会談、政治局会議などの内容を記録したもので、保存先のゴルバチョフ財団から複写して英国に持ち込んだロシア人学生パベル・ストロイロフ氏から産経新聞が入手した。同氏によると、チェルノブイリ事故関連では事故2日後の4月28日から7月3日にかけての7日分が残されている。 7月3日に開かれた政治局会議では、原子力を監督する中型機械製作省、電力エネ
京都市で開催中の「人体の不思議展」で展示されている標本について、厚生労働省が「標本は遺体」との見解を示していることが18日、産経新聞の取材で分かった。標本が遺体の場合、特定場所以外での保管には自治体の許可が必要になるが、主催者側は届け出をしていなかった。遺体の取り扱いに関する死体解剖保存法に抵触する可能性があり、京都府警も違法性の有無について捜査する方針を固めた。 一方、標本が中国から日本に持ち込まれた経緯に不透明な部分があるなどとして、京都府保険医協会などが昨年12月、民間団体などで構成する同展実行委員会を京都府警に刑事告発。主催者側や施設利用を許可した京都市に対し、開催中止を求める動きもある。 同展をめぐっては、中国で「プラストミック」と呼ばれる技術で特殊加工された人体標本を展示物として扱うか、遺体として扱うかで見解があいまいだったが、この問題で同省が一定の基準を示したのは初めて。今後
中国国内紙の『経済参考報』は10日、「中国では現在、1970年代末以来の3度目の移民ブームが起きている」と報じている。同新聞が行った関連調査では、2009年に中国から米国への移民だけでその人数は6万5千人に上り、しかもその大半は、エリートや富裕層であるという。彼らの移民先は主に、米国を筆頭にカナダやオーストラリア、シンガポールなどの諸先進国である。 今年4月に公表された中国社会科学院の関連報告書でも、「中華人民共和国史上3度目の移民ブームが起きており、中国は世界最大の移民輸出国家となりつつある」との指摘がある。 同報告書によると、70年代末、トウ小平の「開放路線」の実施で海外の情報が入ってくるにつれ、多くの中国人が先進国と当時の中国とのあまりにも大きな経済格差に衝撃を受けてわれ先にと海外への「逃亡」を始めたことが最初の「移民ブーム」である。90年代初頭には2度目の移民ブームが起きた。天安門
尖閣ビデオ流出事件で、仙谷由人官房長官は海上保安庁の鈴木久泰長官の更迭は示唆したが、馬淵澄夫国土交通相や自身の責任は回避する姿勢を明確にしている。絵に描いたような「トカゲのしっぽ切り」だが、サラリーマンの世界なら、手柄があれば自分のもの、失敗すれば部下に責任を押しつける無責任上司は最も忌み嫌われる。民主党政権は、無責任体質が染みついているのか。(夕刊フジ) 仙谷氏は10日午後の記者会見で鈴木長官の責任について「強制力を執行させる部局なので強い権限の代わりに重い責任がある」と述べ、辞任は不可避との考えを表明。一方で馬淵氏や自身については「政治職と執行職のトップの責任のあり方は違う」と述べ、引責辞任は必要ないと示唆した。 民主党若手議員は「ここで辞任したらあしき前例ができる。馬淵氏が辞任なら、警視庁のものとみられる資料が流出したので、岡崎トミ子国家公安委員長も自動的に辞任だ。当然、菅直人首相の
5日の国営ベトナム通信によると、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺で9月11日、ベトナムの漁船が中国当局に拿捕(だほ)され、漁師9人が拘束される事件があり、ベトナム外務省は中国側に即時、無条件の解放を要求した。 西沙諸島は中国が実効支配し、両国が領有権を争っている。同省は、同諸島に対するベトナムの主権を主張した上で解放を要求したという。 拘束されたのはいずれもベトナム中部クアンガイ省の漁師。西沙諸島周辺では中国によるベトナム漁船の拿捕が多発。ベトナム紙によると、2005年以降、30隻以上が拿捕され、拘束された漁師は400人以上に上る。 中国は西沙諸島海域に漁業監視船を常駐させるため、400トン級の大型船舶の建造を始めている。(共同)
チリ北部コピアポ郊外の鉱山落盤事故で、政府当局の作業担当者は6日、救出用トンネルの工事が残り100メートル強となり、早ければ9日にもトンネルが地下の坑道に到達し、工事が完了するとの見方を示した。救出に向けた作業は最終段階に入る。 政府当局は33人の作業員を1人ずつカプセルに収容し、トンネルを通じて地上に運び上げるに当たり、救出時期を早めるためトンネル内壁の補強工事を省略するかどうか検討している。補強工事が見送られれば、週明けにも実際の救出作業に着手できる見通しだ。 工事完了が近づいたのは、建設中の3本のうち「プランB」と呼ばれる2本目のトンネルで、6日正午(日本時間7日午前1時)の時点で、深さ約620メートルのうち519メートルまで掘り進んだ。(共同)
11月予定のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世の来日に対して、中国政府が日本側の招聘(しょうへい)自体を取りやめるよう要求していることが22日、分かった。中国政府は従来、ダライ・ラマ来日では日本側に圧力をかけてきたが、会合への出席を止めようとするのは異例。沖縄・尖閣諸島周辺での漁船衝突事件を受け、中国側が強硬姿勢を取っている可能性がある。 ダライ・ラマが出席を予定しているのは、広島市で開催される「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」(ローマの同サミット事務局主催)。ダライ・ラマのほかゴルバチョフ元ソ連大統領や、エルバラダイ元国際原子力機関(IAEA)事務局長ら歴代のノーベル平和賞受賞者9人が、「ヒロシマの遺産・核兵器のない世界」をテーマに議論する。 複数の政府関係者によると、中国側は外交ルートを通じ「彼(ダライ・ラマ)はノーベル平和賞を受賞するような人物ではなく、招聘はしないほうがい
日韓併合100年にあたっての菅直人首相の談話について、日本統治時代を知る元韓国空軍大佐の崔三然氏(81)がインタビューに応じ、「これは日本の首相としては失格だ。かえって互いの信頼を失う結果になる」と危惧の念を表明した。主なやりとりは次の通り。(聞き手 軍事ジャーナリスト・鍛冶俊樹氏) −−8月10日に菅首相が日韓併合100年にあたっての談話を発表しました。これについての考えは「これは日本の首相としては失格ですよ。日本人としての立場を弁えていない。併合から100年、戦後65年も過ぎたのに、今さらどういうポジションでああいうことをしゃべっているか、さっぱりわかりません。もうこれは日本の終末ですね」 −−内容的には1995年の村山富市首相談話の繰り返しだとも言われるが「いやもっとひどいですよ。村山談話は単なる謝罪であって、そこから共生を目指すともいえる。菅談話は、その次に出て来るものは日韓基本条
【秋葉原17人殺傷 被告語る2日目(3)】「セックスするつもりで来たのか」 抱きついた知人女性に責められて… (1/5ページ) (2)へ戻る (10:30〜10:45) 《東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた加藤智大(ともひろ)被告(27)。男性弁護人による被告人質問が続いている》 《福岡へ旅行した加藤被告。誕生日に自殺するために故郷の青森へ戻ってきたが…》 弁護人「青森へはいつ戻ってきたのですか」 被告「9月の26か27日に予定通り戻ってきました」 弁護人「自殺する予定は変わらなかったのですか」 被告「やはり予定通り自殺すると考えていました」 弁護人「誕生日の9月28日にですか」 被告「はい」 《自殺を決意していた加藤被告の心を動かしたのは1通のメールだった》 弁護人「なぜ自殺しなかったのですか」 被告「メールがきました。兵庫の女性からです」 弁護人「どんな内容だったのです
神戸市北区のJR福知山線道場(どうじょう)駅で、通過中の快速電車の先頭車両とホームからダイブした男性(23)が衝突。男性がその勢いで運転席内に飛び込む事故のあったことが13日、分かった。普通なら即死のケースだが、男性は頭部を負傷し、重傷だが意識はあるという。電車は当時、時速50キロ以上は出ていたとみられ、一報を受けたJR西日本でも「こんな話は聞いたことがない。奇跡的」と驚いている。 料理の鉄人といえば『道場(六三郎)』。人身事故が起こった駅も『道場』。なんの偶然か、そこにもやはり“鉄人”がいた。 兵庫県警有馬署によると、12日午後8時40分ごろ、JR福知山線の道場駅で、ホームにいた男性と、通過中の福知山発大阪行き快速電車(6両編成)が接触した。 衝撃で先頭車両中央部にある「貫通扉」と呼ばれる、連結した際に車両間を行き来できるようにするドアが壊れ、男性が運転台に飛び込んできた。 仰天した運転
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く