人生の悩みを論理的に考える 命題と対偶は同じものだと言うことを踏まえた上で、誰もが知る格言について真偽を評価していこうと思います。 お客様は神様です 真偽判定に対偶を取る、最もメジャーな構文の一つです。「お客様は神様です」の対偶 「神でなければ客ではない」 は、明らかに例外が存在するので不成立。従って「命題自体が偽」となります。 ただし「神が素性を隠して地上で生活している可能性」もゼロではないので、神である客の存在も否定しません。偽だからと言って100%嘘じゃないことに注意。 神のような客でない限り、必ずしも客として扱う必要はない。 このように、自明と言いがたい命題の真偽を確かめるときに対偶を取ることは非常に有効です。モヤモヤした気持ちを論理学に託して先に進みましょう。 地獄の沙汰も金次第 何となく「金次第じゃないのは地獄の沙汰じゃない」と考えがちですが、体言化することで構造的な倒置が起き
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