「企業実務」は、経理・総務・人事部門の抱える課題を解決する月刊誌。仕事をすすめるうえで必要な実務情報や具体的な処理の仕方を正確に、分かりやすく、タイムリーにお届けします。1962年の創刊以来、理論より実践を重んじ、“すぐに役立つ専門誌”として事務部門の業務を全面的にバックアップ。定期購読はこちら。 本記事は企業実務のコンテンツ「頼られる人になる「経理アタマ」の鍛えかた」から一部抜粋・編集して掲載しています。 先日あるクライアントの経理担当者に会社の資金繰り表を作成してもらいました。会社の資金繰りがヤバイことになりそうな感じだったからです。しばらくしてでき上がった資金繰り表をもらい、ざっと見たところ、ヤバイと予測していた資金繰りがそうでもないのです。詳細を確認すると、あることに気付きました。 提出された資金繰り表には、請求書などで確定している入金と支払いの数字のみが記載されていました。通常は