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  • 玄侑宗久「禅師、かくの如く自愛せり」

    白隠禅師が若い頃に難病を患った体験から生み出した、独特の健康法に「内観の秘法」と「軟酥(なんそ)の法」がある。この二つは養心養生を示した長寿法として今日まで伝えられ、多くの人々を救ってきた。それこそ、言葉と映像的イメージングによる白隠流自愛法である。 宝暦七年(一七五七)、白隠禅師は古稀を過ぎ、自伝的養生書『夜船閑話(やせんかんな)』(巻之上)を書いた。端的にいえば、自分が若い頃、坐禅修行のしすぎで罹(かか)った「禅病」をいかに克服し、なにゆえ今も斯くの如く元気なのか、それを物語的に解説したものと言えるだろう。 禅病といってもピンと来ないかもしれない。文では「観理度(かんりど)に過ぎ、進修節(しんしゆうせつ)を失して、終に此の重病を発す」とあるが、要は公案(禅問答の問題)を拈提(ねんてい)しすぎ、根をつめて修行しすぎた結果、「心火逆上」したというのである。今ならさしずめ運動もせずにパソコ

    gendou
    gendou 2020/12/15
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