2008年の結成時からのオリジナルメンバーであるものの、佐々木彩夏や高城れにと比べるとこれまでソロの音楽活動を精力的に行ってこなかったももクロのリーダー百田。そんな彼女が初のソロコンをさいたまスーパーアリーナという大会場で、しかも2日間にわたって開催することを27歳の誕生日である今年7月12日に発表すると、モノノフ(ももクロファンの呼称)の間に驚きと歓喜の声が広がった。ライブの演出は映画「幕が上がる」や、東京・明治座公演「ももクロ一座 特別公演」でメンバーの魅力を引き出してきた本広克行監督が担当。“今の百田夏菜子”が歌や言葉を通して存分に表現された。この記事では全国40カ所の映画館でライブビューイングが行われた2日目公演の模様をレポートする。 最初に観客の目を引いたのは、アリーナ中央に存在感たっぷりに鎮座する円形のセンターステージと、会場の両端に設置された額縁のような巨大なスクリーン。その