小山、鈴木著、「ばじめての材料力学」、森北出版 のサポートページです。 今後、このページにおいて、関連事項と改訂版に入りきらなかった部分等を順次公開する予定です。 「はじめての材料力学」の前書きにも書きましたが、専門課程の初期に学習するので専門科目に不慣れであること、数学や物理などが混在していることからとまどいを感ずる場合が多いと思います。材料力学を学んでゆく過程で納得できると思いますが、工学は自然科学を基礎に成り立っています。材料力学では数学、物理、力学等の自然科学を駆使して現象を解析し、式を導くことになります。他の専門科目も同様です。数学、物理、力学等は工学においては言葉のようなものです。 材料力学では、荷重が作用する結果生ずる変形の様子を考察し、さらに、物理や力学で学んだ釣り合いの条件から各部に生ずる力やモーメントを解析し、材料内部で生ずる抵抗力、応力を部品や部材の寸法や形状との関係