愛知県の大村秀章知事は10日、政治団体「中京維新の会」の設立を正式に表明した。 次期衆院選に向け候補者擁立の準備を加速し、将来的に政党化を目指す考えだ。ただ、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長は連携を明言せず、河村たかし名古屋市長も強い不快感を示した。 大村知事は同日、「これを母体に、次期衆院選に候補者をそろえて名乗りをあげたい」と述べた。自らの国政転出は否定したが、公職選挙法上の政党要件を満たすため、国会議員5人以上集める方針も明らかにした。 橋下市長は同日、「今のところ大阪維新の会とは関係ない。(維新を名乗ることを)僕らは止められない」と述べるにとどめた。河村市長は同日、文書でコメントし、「全く知らされていない。このようなやり方は信じられない」と批判した。