ジャッキー・チェンが歌舞伎町を牛耳る裏社会の実力者を演じる『新宿インシデント』。 中国では上映禁止になったR指定の犯罪映画だ。 (c)2009 Emperor Dragon Movies Limited All Rights Reserved 嘘だと言ってよ、ジャッキー! ファンからの悲鳴が聞こえてきそうな問題作だ。イー・トンシン監督の『新宿インシデント』で、ジャッキー・チェンは今まで演じてこなかった悪役をどっぷりと演じている。それも盟友サモ・ハンが『SPL 狼よ静かに死ね』(05)で見せたようなスタイリッシュな悪役ではない。昔の恋人(シュー・ジンレイ)を追いかけて日本に密入国してきた平凡な中国人・鉄頭という冴えない役だ。不法入国者である鉄頭は東京でゴミの選別や下水道工事などの労働に従事。やがて恋人が”極道の妻”になったことを知り、新大久保で娼婦を買うわ、中国人の仲間と共に偽造テレカを売る
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