アカシマシラヒゲエビ(赤縞白髭蝦)、学名 Lysmata amboinensis は、十脚目モエビ科に分類されるエビの一種。熱帯のサンゴ礁域に生息し、鮮やかな体色と魚類の体表を掃除する行動が知られる。アカスジモエビ(赤条藻蝦)の別名もあり、こちらを主として記載した文献もあるが、和名が似たアカシマモエビ L. vittata、アカモエビ L. kuekenthali という同属種がおり、混同しないよう注意を要する[1][2][3]。 成体は体長40-60mmほど。額角は長く、上側に6個、下側に3-4個の歯がある。上側の最後の1個は他の5個から離れ、複眼よりやや後ろの頭胸甲上にある。第1・第2歩脚は先端に小さなはさみがある。第1歩脚は第3顎脚よりも太くて短いが、第2歩脚は歩脚の中で最も細長い。また第2歩脚の腕節は19-20節に分かれる。生時の体色は背中の中央、触角、第3顎脚が白く、背中の白線を