どのような人物がウイルス感染やフィッシング詐欺などの被害に遭いやすいのか――コンピュータ利用者へのアンケート調査をもとにIPAが分析を行った。 自信過剰な人はウイルス感染やフィッシング詐欺などの被害に遭いやすい――情報処理推進機構(IPA)は9月13日、情報セキュリティ被害に遭いやすいコンピュータ利用者の属性について分析した結果を発表した。 この取り組みは、実際にセキュリティ被害に遭う利用者の傾向を明らかにすることで、有効な情報セキュリティ対策の実現に役立てるのが狙い。分析は、IPAが2010年に実施した「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」での約5000人のデータを用いて行い、コンピュータの利用傾向やセキュリティ対策への意識、被害経験などと、回答者の年齢などとの関係を調べた。 その結果によると、「意識的なセキュリティ対策」と「情報収集・処理能力」が、セキュリティ被害に遭う確率を下げる