ベニハワイミツスイ(学名:Vestiaria coccinea)、またはイイヴィ(ハワイ語: ʻIʻiwi)[2]はハワイミツスイ科、またはアトリ科ハワイミツスイ族に分類される鳥類の一種。 本種単独でベニハワイミツスイ属 Vestiaria を構成する。 分布[編集] ハワイ諸島固有種であり、数多くの絶滅種や絶滅危惧種を抱えるハワイミツスイ類のなかでは個体数はやや多いほうである。ゆえに今日もなおハワイ島、マウイ島、カウアイ島で姿を見ることができる。モロカイ島、オアフ島にも生息するが、個体数はずっと少ない。 ただ感染症に対する耐性がないため、その生息域は19世紀から次第に狭まってきており、今日では病原体やその媒介者である蚊が生育不可能なまでに寒冷な高地でしか見ることができない。 形態[編集] 成鳥の大きさはスズメ大程度。体色は真紅で、サーモンピンクの弓状に長く下向きに反った嘴を有する。翼と尾