ラームカムヘーン(Ram Khamhaeng、タイ語: พ่อขุนรามคำแหงมหาราช)はタイに存在したスコータイ王朝の3代君主。スコータイ王朝を地方の一ムアン(地方政権)から広大な領域を支配する大国に発展させた王であり[3]、その業績からタイ史上最高の王(タイ三大王)の1人に数えられ、大王(マハーラート)の尊称で呼ばれる[4]。 タイで2013年より新しく発行された20バーツ紙幣の裏面に肖像が使用されている。 1300年の東南アジア各国の勢力図。橙色の部分がスコータイ王朝の勢力範囲にあたる スコータイ王朝の建国者シー・インタラーティットの第三子として生まれる[5]。 ラームカムヘーン大王碑文によれば、若い頃から武芸に達者であり、1250年代末に起きたタークの帰属を巡ってのチョート国との戦争には王子であった彼も従軍していた。この時、戦象を駆ってジョート国の王クン・サームチョンとの