体高 30 cm程度 体長(尾を含まない) 50 - 60 cm 尾の長さ 20 - 30 cm 体重 雄10 - 12 kg、雌6 - 8 kg フクロオオカミ絶滅後は、現生では最大の肉食性有袋類である。黒色(または黒褐色)の毛に覆われており、たいていは胸・腰のあたりに白い模様がある。耳の被毛は薄く、興奮すると血色が透けてピンクや赤色が鮮明になる。 上顎部の2本の鋭い牙は、一生伸び続ける。尻尾には脂肪がためられるようになっており、栄養状態の悪い個体の尻尾は細い。 走るときには後ろ足を揃えて出すため、後ろ足よりも前足の方がやや長いことと相まって、ユーモラスな動きになる。四肢に鋭い爪を備えているが、攻撃用ではなく、巣穴の土掘りに活躍する。子供の頃は身が軽く、低木によじ登ることもできる。若い個体が木登りできるのは、母親の背中によじ登る習性の故である[4]。 有袋類の特徴である育児嚢は、カンガル