山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞で一躍注目を集めることになったiPS細胞。髪の毛一本からその人のさまざまな臓器や組織をつくりだすことのできるこの画期的な発明は、難病の治療や臓器、細胞の再生医療に革命を起こすと大きな期待をかけられているが、一方で、早い時期から指摘されていたのが、「がん化」の問題だ。 iPS細胞でつくった臓器は増殖が止まらなくなってがんになる恐れがあり、実際、マウスを使った実験では体組織に育つ過程でがんになるケースが多数見つかっている。 しかも、この「がん化」は単にリスクがあるというレベルの話ではない。iPS細胞はそもそも、その成り立ち、基本構造自体ががん細胞と紙一重だというのだ。難病を治す技術として期待されるiPS細胞と人間を死に追いやるがん細胞が紙一重というのは信じがたい話だが、この衝撃的な事実は、他でもない開発者である山中教授自身が語っていることだ。 2009年1
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