「1年間に、炎上に絡んで書き込みをした人は、ネットユーザー全体の0.5%。200人に1人というごく少人数が、炎上を起こしているのです」 国際大学GLOCOMM講師で経済学者の山口真一氏。昨年、話題となった田中辰雄慶応大准教授との共著『ネット炎上の研究』(勁草書房)は、読者と選ぶ人文書のベスト30「紀伊國屋じんぶん大賞2017」にもランクインした(写真/日刊SPA!) 国際大学GLOCOM講師の山口真一氏はこう明かす。 ただ、「炎上の主犯は5人以下」という指摘は、業界内ではわりと知られた“定説”だった。実際、靖国問題に言及した筆者のブログには700もの罵詈雑言のコメントが寄せられ、見事に炎上したが、書き込んでいたのはわずか4人だった。だが、ネット炎上の学問的研究は行われず、その実態やメカニズム、影響についての議論が憶測の域を出ることはなかった。そんな炎上の実態を、計量経済学を駆使して初めて解
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