当ブログにご本人から予告*1を書いていただきました中野晴行さんの待望の新作『謎のマンガ家・酒井七馬伝』がついに発売されました。ここ数日、アマゾンをチェックしまくり早々にゲットしていま半分まで読みましたが、(mixi日記のITOKさん経由で知ったのですが)宮本大人氏がブログで販売促進?国民運動*2を展開されているので一刻も早く、この日本のマンガ研究史に永遠に残る(と門外漢の僕がいうのもなんですがw)名作をご紹介したいと思い読書を中断してここに書きます。酒井七馬氏は事実上の日本のストーリーマンガの原点(具体的には手塚治虫との共著『新寶島』)に決定的な足跡を残した人物で、簡単にいうと現在のマンガ文化の始祖です。しかしこの「始祖」の詳細はほとんど整理されず謎に包まれてました。つまり始原殺しの状況だったわけです。それを中野さんが実証的に関係者への調査などを重ねて書かれたのがこの本です。マンガ好きなら