http://www.ceac.jp/cgi/m-bbs/index.php?title=&form%5Bno%5D=2330 より転載 私は昭和26年生れであり、私の長兄は終戦の年の昭和20年生れであるから、私の父母の世代は、戦中・戦後と最も苦難の時期を乗り越えて来た世代でもある。私の父も兵役に服しており、軍属として満州で奉職していた時代の思い出話など、よく聞かされた記憶がある。そのようなことを思い出すにつけて、陛下も国民と苦楽を共に生き抜いて来られたことがよく理解できる。昭和天皇のご苦労についても、よく知っておられる。また後段の言葉からは、陛下が日本国憲法に対して深い思い入れを持っておられることが、理解される。特に陛下の「知日派の米国人の協力」という言葉を聞いて思い出すのは、陛下のご教育係であったエリザベス・ヴァイニング夫人のことである。敗戦直後、12歳の陛下の教育係として米国から招聘