Close-Up Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 トヨタ自動車の2014年度の連結営業利益の見通しが、2兆7000億円となった。リーマンショック前の最高益を更新し、円安効果や春闘での賃上げ動向にも関心が集まるなど、社会から再び注目される状況になりつつある。その背景には、リーマン後の地道で愚直な体質改善がある。 トヨタの豊田章男社長(写真右)は、現状を「意思ある踊り場」と位置付ける。株式市場からは理解されにくいが、台数を追うのではなく身の丈に合った成長を目指す Photo by Mitsufumi Ikeda トヨタ自動車は2月4日、2014年度の連結営業利益の見通しを、前期比18%増の2兆7000億円へと、従来予想から2000億円、上方修正した。 しかも