「海賊対処」のためとしてアフリカ北東部・ジブチに置いている自衛隊基地について、防衛省が2013年から南スーダン共和国へ展開するPKO(国連平和維持活動)への兵たん拠点としても活用してきた実態が、初めて明らかになりました。中谷元・防衛相が4日の参院安保法制特別委員会で、日本共産党の井上哲士議員の質問に答弁しました。 中谷防衛相は、海賊対処以外にも「南スーダンPKOへの物資輸送などに際してジブチを利用している」と明言しました。防衛省の深山延暁(みやま・のぶあき)運用企画局長は、C130輸送機によるジブチの活用実績が13年11月、14年5月、同12月、15年5月の計4回にのぼることを明らかにしました。 ジブチ基地について政府はこれまで、「あくまで海賊対処活動のための拠点」だと説明。中谷氏は、ジブチ基地の用途拡大について、13年末策定の防衛大綱にもとづき今年度に調査費を計上しているなどと釈明しまし
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