東日本大震災で破壊された東京電力福島第1原子力発電所の事故から7年を迎え、住民全員の帰還も原発の廃炉も見通しが立っていないのに、関西電力が大飯原発3号機(福井県おおい町)の再稼働を強行しました。大飯原発は福島事故後いったん再稼働させようとしましたが、福井地裁の判決で運転が差し止められていたもので、訴訟は継続中です。原子力規制委員会の審査に合格した原発は運転させるという安倍晋三政権の方針にもとづき、「立地自治体の同意」を口実に行われる再稼働は、国民・住民の声に背くものです。 福島原発事故起きた月に 関西電力は5月には大飯原発4号機も再稼働させる計画です。九州電力も今月中に玄海原発3号機(佐賀県)を、5月には同4号機を再稼働させようとしています。福島原発事故が起きた月に、事故の反省も忘れたかのように相次いで再稼働を強行する、安倍政権と電力業界の姿勢は言語道断です。 大飯原発も玄海原発も昨年再稼