2012.06.28 大飯原子力発電所敷地内観察結果 東洋大学教授・渡辺満久(変動地形学) 2012年6月27日(水)、超党派議員5名とともに大飯原子力発電所敷地内に入り、敷地の現状を確認してきた。目的と結果は、以下の通りである。 1.目的 F-6破砕帯(断層)が活断層であるか否かを確認するためには、掘削調査を実施して、断層面の状況を直接確認する必要がある。このため、F-6破砕帯(断層)が敷地内を通過する複数の地点において現況を確認し、掘削可能であるかどうかを判断してきた。 2.観察所見 建屋がある場所における掘削調査は不可能であるので、F-6破砕帯(断層)が道路などを横切るA〜Eの5地点(図1)を中心に観察し、関電職員から現況に関する聞き取りを行った。 (1) A地点(図1・道路) 厚さ数m程度の盛土があると思われものの、埋設物はない。このため、アスファルトを剥がして掘削することは可能で