20日の就任後、大統領執務室で大統領令に署名するバイデン大統領/Tom Brenner/Reuters (CNN) トランプ前政権から引き継ぐべき新型コロナウイルスのワクチン分配計画が何もない状態が判明し、バイデン大統領率いる新政権がいちから築き上げる手間を強いられていることが23日までにわかった。 関係筋がCNNに明らかにした。トランプ政権の「全くの無能ぶりを裏付けるさらなる材料だった」などと振り返った。 バイデン新政権はコロナ禍の苦境を改善し、米国民へのワクチン投与を飛躍的に加速させることを公約。しかし、新政権の新型コロナ対策の作成の経緯を直接知り得る立場にある関係筋によると、バイデン氏の就任直後の数時間内にトランプ政権下では分配計画がほとんど存在していなかった事実が突きつけられたという。 政権移行期間で新政権が受けた最大の衝撃の1つだったと指摘した。米国内では数週間前、多くのワクチン