これまで国際舞台やJリーグのピッチに立ち、多くの試合を裁いてきた家本政明。プロの審判となってから今季で16シーズン目を迎える。正当なジャッジを志しながらも、勝利を揺るがした判定や退場者を誤ったミスジャッジにより、時に罵声を浴びながら、たった1つの笛と共にその仕事に向き合ってきた。自ら「日本一嫌われた審判」と振り返るその半生を、本人の筆でつづってもらった。(全2回の後編です。前編「ゼロックス杯の悲劇『僕は評価と規則の奴隷』だった」から読む) 【第3章 繰り返される失敗の根源と向き合う/2016年~18年】 2008年の「富士ゼロックス・スーパーカップ」以降、僕は大々的な「自己改革」に挑み、その結果として多くの重要な試合を任されるようになりました。ところが、2016年の「Jリーグチャンピオンシップ決勝第1戦 鹿島アントラーズvs.浦和レッズ戦」で再び奈落の底に突き落とされます。 この試合は、両
![「人違い退場」事件後に気付いた「やめること」の大切さ “日本一嫌われた”家本政明が綴る審判人生 (家本政明)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dae92eaaf738b7ddba3b4803b3a4352926b19131/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F9%2F-%2Fimg_595f184cf7eddc7eb148941c9c412816170747.jpg)