【村上潤治、今村優莉】日本一の歓楽街、東京・歌舞伎町のホストクラブ数軒の経営者、ホストらが昨年、東京国税局の税務調査を受け、申告漏れを指摘されるケースが相次いだことがわかった。クラブ関係者などによると、申告漏れの総額は2011年までの3年間で2億円前後とみられ、それぞれ追徴課税されたという。 ホストは売上高に応じて店から報酬が支払われ、客に対する売掛金(ツケ)も自らの責任で回収するなど自営業者の側面が強い。税法上も「個人事業者」として扱われ、報酬の一部を源泉徴収された後、経費を差し引いて確定申告する。 関係者によると、税務調査を受けたのは、ホストクラブの個人経営者数人と、収入から必要経費を差し引いた年間所得が1千万円前後の「売れっ子」のホスト数人。クラブを経営する法人も含まれているとみられる。