築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の地下水モニタリング調査で、都は29日、環境基準をわずかに上回る有害物質のベンゼンとヒ素が検出されたと発表した。モニタリングは今回を含めて8回行っているが、環境基準を超えたのは初めて。ベンゼンは2カ所で基準の1・4倍と1・1倍、ヒ素は1カ所で1・9倍だった。都は今後、専門家会議や市場問題プロジェクトチーム(PT)などでの検証を踏まえて適切に対応するとしている。 小池百合子知事はこれまで、移転の時期について「地下水モニタリングの調査結果や専門家会議の議論などを待ち、総合的に判断する」としており、今回の検出結果が判断に影響を与えるものとみられる。 検出されたのは201のモニタリング地点のうち3カ所で、すべて青果棟周辺の屋外。いずれも環境基準が地下水1リットルあたり0・01ミリグラム以下と定められているところ、ベンゼンは0・014ミリグラム
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