「金くれ」という身も蓋もない名称のサービスがリリースされているのを発見した。 知らない人のためにサービスの説明を引用すると、「金が欲しい人が口座番号とメッセージを記載する、次世代ネット乞食プラットフォーム」なのだそうだ。一瞬ただのネタと断じて何も考えずに通り過ぎるところであったが、意外とこうしたサービスというのは需要と供給がマッチしたりするのかもしれないと思い至り、少し思ったことを書いておくことにした。 以前、米国のサブプライムローン関連商品の破綻が明るみに出た際に、まるでウォールストリートに巣食うバンカーどもの意地汚い守銭奴的強欲さと、特権階級的な優越意識に溺れた邪悪さなどが調和して凝縮したかのような見事な記事がブルームバーグに掲載され、注目を集めたことがあった。 記事は、人助けと思って貧乏人にカネを貸したことへの後悔と、カネを返さずにファンドに損失を被らしめた貧乏人に対する侮蔑で満ち溢
私はPerlのXSの勉強を、Simon Cozens氏とTim Jenness氏共著の″Extending and Embedding Perl″を読むことから始めました。2002年に発刊されて間もない頃でしたから、もうかなり昔です。勉強のために購入したのではありません。膨大なCライブラリの資産を再利用することが至上命令でしたので、インターフェースが変なものについてはXSラッパを書き、そのまま使えそうなものはInline::Cから利用しなければならなかったからです。 この本は確かにいい本です。実際にPerl Coreで使われているコードの断片や、重要なモジュール、例えばDBIからのコードの断片をサンプルコードとして載せており、サンプルコードを読むことに重点が置かれています。ですが、今、日本語版が出るかと問われれば、否と答えるでしょう。マーケティングの問題は置いとくとして、時代を反映してか、
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