日差しが強くなってきました。 日本では6月から8月に最も紫外線が強くなることもあり、子どもに日焼け止めを使ってもいいですか?と外来で尋ねられることが増えています。 紫外線は、見た目の老化(光老化)の8割に影響し、皮膚がんのリスクにつながることは広く知られており、心配になる方も多いのでしょう[1]。 一方で、2020年に、JAMA(米国医師会雑誌)に日焼け止めの成分が血液の中から検出されるのではないかという報告[2]があり、当時、心配になるような報道もみかけました。 そこで今回は、特に年齢の低いお子さんへの日焼け止めの選択に関し、簡単に解説してみたいと思います。 そもそも、皮膚の薄い子どもは紫外線の影響を受けやすい (写真:アフロ) そもそも乳幼児期は、皮膚を防御する角層が大人よりも薄く紫外線の影響を受けやすい年齢です。特に午前10時から午後2時までは、日差しが強いために紫外線に対する注意喚
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