「慚愧に堪えない(ざんきにたえない)」「慚愧の念に堪えない(ざんきのねんにたえない)」という言い回しは、政治家や著名な方が残念な気持ちや謝罪の意思を伝えるときによく使う言葉。「本当に申し訳なく思っている」「残念だと考えている」というニュアンスで意味を理解している人も多いかもしれませんが、今回はこの「慚愧(ざんき)」という言葉について紹介します。 「慚愧に堪えない」「慚愧の念に堪えない」は、単に「残念だ」という意味ではない 「慚愧に堪えない」「慚愧の念に堪えない」という言葉は役人言葉と揶揄されることも。「残念に思っております」という意味を小難しく遠回しに伝えているものだと考えられていますが、慚愧に堪えないとは「ただ残念だ」という意味だけではないことを知っておきましょう。 慚愧(ざんき)に堪えないとは、恥ずかしく思うという意味。 してしまったことを後悔しながら、それを恥じ入っている。 「慚愧に