『テコンV』は、韓国でまだ日本製文化の輸入が法律で禁じられていた76年に、世界的に大人気だった『マジンガーZ』の代用品として作られた韓国製アニメだ。 テコンドーの蹴り技を使って戦うのがウリだが、見た目はどう見てもマジンガーのパクリ。口のところの黄色いポッチがいかにもなパチモンくささを醸し出している。 これって永井豪センセはお金もらえないのかな? もう時効なのか? オープニング・アニメでは、女性型の敵ロボットをテコンVが容赦なく攻撃、すると女性ロボットをかばって敵の悪ロボットが爆死という、なぜか敵の方がヒロイックなシーンがある(このYouTube、最後に針飛びアリ)。 こんなアレなアニメでも、日本製アニメを観ることができなかった韓国のオタク第一世代にとっては忘れられない作品だそうで、去年、最新のCGを使って劇場用アニメが作られ、四十代の客が子どもを連れて行って大ヒットした。 そこで、今、実写
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