栗原裕一郎氏初の単著『<盗作>の文学史』(新曜社)の帯に、大きく「ん?」とあるのが、斎藤美奈子氏の『妊娠小説』(筑摩書房、1994)の帯のパクリではないかと、複数の読者から指摘があり、話し合った結果、帯は著者の作品ではなく営業部の作品であるということで一致したが、「ん?」という二文字に著作権があるかどうか、疑問であるということで両社顧問弁護士が話し合ったが結論が出ず、識者の意見を聞いたところ、「ん?」は、1992年に太田出版から刊行された渡部直己『<電通>文学にまみれて』で、高橋康也「法螺侍」を評して渡部氏が使った表現ではないかとの指摘があり、渡部氏に問い合わせたところ、著作権を主張する気はないとのことで、一件落着し、関係者一同胸を撫で下ろした。 というのは嘘だが、それはともかく、これはすばらしい本である。 (付記)長谷邦夫氏から、「ん?」は谷岡ヤスジではないかとの指摘をいただきました。ま
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