今年の干支(えと)のウサギが和名につく淡水魚「ウサギギギ」の標本が、草津市の県立琵琶湖博物館で展示されている。館によると、展示されるのは国内で初めて。姉妹種の「ネコギギ」の標本と稚魚も並べ、魚の「ウサギとネコ」を同時に披露している。2月26日まで。 ウサギギギはナマズ目ギギ科で、韓国東部の洛東江水系にだけ生息する。口元にひげがあり、茶褐色の体には黄色がかった模様が入っている。やや丸い体の形がウサギを連想させることから名づけられたという。韓国では「小さいギギ」と呼ばれ「ウサギ」はつかない。夜行性で虫などを食べて生活している。