ネパールを中心に襲ったマグニチュード(M)7・8の地震。現場周辺は地下のプレート(岩板)がぶつかることで巨大山脈ヒマラヤがつくられた「地震の巣」で、以前から大地震の発生が懸念されていた。 インド亜大陸が乗るプレートが、ユーラシア大陸の乗るプレートを南から押し上げることでできたのが、世界最高峰エベレストがあるヒマラヤ山脈だ。 そのふもとのカトマンズでは1934年にM8・4の地震が発生。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると8万戸以上が倒壊し、8500人が死亡。2005年には、ヒマラヤにつらなるパキスタン側カシミールの山岳地帯を震源にM7・7の地震が発生。インドと合わせて8万6千人を超える死者が出た。 ネパールでは今も、細い柱に赤れんがやブロックを組み合わせただけのビルや民家がほとんどで、耐震構造の建物は少ない。25日の地震でも被害の拡大が懸念される。 地震への懸念はネパール国内だけでなく
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