人間が人間を殺したり拷問したりする事実は、いつもショッキングで忌まわしいが、もっとも背筋がぞっとするのは、人間がそのプロセスを考え出しているときだろう。 これほどまでに残酷になれる生き物が他にいるのだろうかというぐらい、他人に地獄の苦しみを与えるための最悪の方法を、あの手この手を尽くして、これでもかというくらい頭を絞って考え出してきた。 世界のどの文化でも、どの大陸でも、他人を悲惨な方法で死に至らしめるおぞましい方法を考え出してきたのが人間というものの現状なのだ。 その中でも最も恐ろしい拷問(処刑方法)とされているのが、古代に行われていた「スカフィズム」だ。