歴史SAQ 別館玄関 『天は赤い河のほとり』1巻のセリフ 1998/12/07作成(一部修正98/12/11); 02/07/26 CSS. はじめに 篠原千絵『天は赤い河のほとり』(少コミフラワーコミックス;小学館、1995-; 連載は『少女コミック』1995, No.3からですが、こちらは未見)----「天」は「そら」と読みます----は、「ヒッタイト」を舞台に据える、という少女漫画としては画期的な作品です。 この作品は、「一番のめりこんでいるのは作者ではないか?」と思える位、細かく調べてあって驚かされます。多くの読者は、「ムルシリ2世」が実在の人物であることすら、知らないでしょう。ですから、そこまで調べなくてもいいのではないか、と思うのですが、作者自身が妥協できないようです。 (もっとも、巻を重ねるにつれ、人名などの選択にちょっと安易なものが増えてきたかな、という気はしますが。) さ
<はじめに> 「王家の紋章」を読んだことのある読者なら、「天は赤い河のほとり」の設定が「王家の紋章」によく似ていることにお気づきでしょう。この点が著作権法上問題になるのか否かは長年の疑問でありましたが、わざわざ調べる気持ちにもならず放置しておりました。 しかしながら、今回、著作権法の概論を勉強し、大変興味深い裁判例を見つけましたので、以下、その判決文を一部改変して、あんこう椿の個人的見解を述べたいと思います。 自己の見解を述べるにあたって、「王家の紋章」の作者が、「天は赤い河のほとり」の作者を訴えた形式を採りましたが、これはもちろんあんこう椿が創作した架空の民事裁判です。 <事実の概要> 原告(以下「x細川」という)は、1975年頃より月刊プリンセスにおいてマンガ「王家の紋章」(以下「王家」という)の連載を開始し、現在も引き続き連載を継続している者である。 被告(以下「y篠原」という)は、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く