【細見卓司】11月19日は「世界トイレの日」。NGO「世界トイレ機構」の創設記念日にちなんで国連が7月に制定した。世界の人口の3分の1にあたる25億人がトイレに不自由している現状を知ってほしいと、日本ユニセフ協会がこの日、東京都立川市の国営昭和記念公園に「見えないトイレ」を設けた。 公園に三つ並ぶ個室。中央の扉を開けると、草と土がむき出しで、地面に埋まった便座のオブジェが現れる。壁には「『トイレがあるのは当たり前』だと思っていませんか?」とのメッセージが。アジアやアフリカなどの貧困地域ではトイレの整備が遅れ、衛生面で問題になっているという。