上野 英信(うえの えいしん、本名:上野鋭之進、1923年(大正12年)8月7日 - 1987年(昭和62年)11月21日)記録文学作家。「時間を惜しむな、金を惜しむな、命を惜しむな」と言う姿勢を貫き[2]、炭鉱労働者の生きざまを描き続けた。 経歴[編集] 山口県吉敷郡井関村(阿知須町)で、父彦一、母ミチの7人兄弟の長男として生まれる[3]。小学校に上がる年に、父の転職により北九州の黒崎に移る[3]。1940年、旧制八幡中学を卒業して満州国建国大学へ進学する[4]。 1943年12月1日、学徒出陣により関東軍山砲兵第二十八連隊第五中隊へ入営。1945年8月6日、見習士官として船舶砲兵教導隊第一中隊付の時、広島市宇品において原爆投下に遭遇、被爆する[5]。復員後は建国大学の閉鎖に伴い、京都大学文学部支那文学科へ編入。青木正児に師事するも、1947年に中退[6]。 1948年1月上旬、奥海老津