移転後第一弾の展覧会として「Open Anniversary Group Show」と題したグループ展。 参加作家:末むつみ、杉浦藍、STOMACHACHE.、セサミスペース、のだよしこ 末むつみは、トレーシングペーパーや、オイルペーパーなどの特殊紙に、ボールペンなどで描くことが多いですが、近年はキャンバスに油彩の作品も増えています。くるくると描かれるループはある時は壮大な風景を、ある時は心象風景をあらわしているかのよう。じょじょにスライドしながら進化する末むつみ作品は、実験的精神と作家のなかにひそむ原始的な感覚、原初体験のようなものがまざり合った結果、生まれてくるのかもしれません。 杉浦藍は、生まれたときから多くのものに囲まれ暮らしてきたことで、そこで感じる消費のスピードに注目し、身の回りのあらゆるモチーフ、素材をサンプリングして、一つのかたちの存在を試みている作家です。その対象は無限で