■小泉首相の靖国神社参拝をうけて、北京では午前8時のCCTV1(中国中央テレビ、一番視聴率が高い)ニュースでは早速、東京特派員の電話ルポを交えてかなり詳しい報道があったり。それより以前に中国外務省は抗議声明を出した。みんな、心の準備はできていたようだ。 ■これに続き、午前10時に、お約束どおり、北京の日本大使館前で愛国的民族主義の青年ら30人前後が抗議活動。わずか15分のシュプレヒコールのあと、公安に追われるように解散させられていた。 ■メンバーが日本メディアに何か発言しようとすると、私服警官が「算了、算了(ハイハイ、もうおしまい)」といって発言させない。きっちり準備し、検閲された原稿を読む公式報道はいいが、市民が自由に語ろうとすると、権力で妨害する。愛国青年たちの語る内容がいかに荒唐無稽だろうが、聞き苦しい暴言であろうが、私には、言葉を権力で封じるこの行為の方がむっときた。この人たち