6月25日、スペイン議会の環境委員会は、類人猿の生命と自由を守る取り組み「類人猿プロジェクト」を支持するとの決議案を採択した。写真は2006年6月、マドリード郊外で撮影(2008年 ロイター/Susana Vera) 「マドリード 25日 ロイター] スペイン議会の環境委員会は25日、人に最も近いサルである類人猿の生命と自由を守る取り組み「類人猿プロジェクト」を支持するとの決議案を採択した。人間以外についてこのような権利擁護の必要性を議会が求めるのは世界初とみられる。 同プロジェクトは、科学者や哲学者らが、これまで人間にのみ与えられてきた権利を、遺伝子的にも人間に最も近い類人猿にも適用されるべきと訴え立案されたもの。 同プロジェクトのスペイン人責任者、ペドロ・ポザス氏は「動物愛護問題に奮闘する中、また類人猿の保護にとって、これは歴史的な日だ」と述べた。 超党派の議員などにより支持された決議