「官庁回りで大蔵省の方と話をしてみると、とてつもなく頭の回転が早く、切れ味が鋭かった。こういう優秀な人たちと仕事をして大きく成長したいと思ったのも、大蔵省を選んだ理由の一つでした。 入省してすごいと思ったのは、私がまだ20代の頃の上司です。彼は私が資料を何度読んでもなかなか頭に入ってこない案件でも、一度部下の説明を聞くと、即座に自分の頭の中で整理し、ものの見事に自分の言葉で上司に説明してしまう。 記憶力も抜群。部下の発言も事細かに覚えていて、例えば私が3ヵ月前に言ったことと少しでも異なる発言をしようものなら、その時との論理矛盾を完膚なきまでに突いてくる。彼に説明するときは、いつも冷や汗モノでした(笑)。 彼は常に完全に理論武装していて、上司から質問されて答えに詰まる姿や議論で負ける姿を見たことがなかったですね」 なお、小林氏は'10年に財務省を辞職し、今は自民党千葉県第2選挙区支部長として
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