大手通信会社の「ソフトバンク」を傘下に持つ「ソフトバンクグループ」は、おととし、孫正義社長の有力な後継者候補として迎え入れた、ニケシュ・アローラ副社長が22日付けで退任すると発表しました。 アローラ氏はアメリカのIT大手「グーグル」で上級副社長を務めたあと、おととし9月にソフトバンクの経営に参画し、去年6月には「ソフトバンクグループ」の副社長に就任し、孫社長の後継者候補とされてきました。 アローラ氏に対しては、副社長に就任する前の一昨年度に、契約時のボーナスも含めて165億円余りが支払われ、昨年度も80億円余りが支払われ巨額の報酬が話題となりました。 退任の理由について孫社長は、「60歳の誕生日に経営を引き継いでもらおうと考えていたが、その一方でやり残した仕事があると感じていた。これらに取り組むには少なくともあと5年から10年は社長として当社を率いていく必要がある」というコメントを発表しま