【シンガポール支局】米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド南島で、14日午前0時2分(日本時間13日午後8時2分)、マグニチュード(M)7・8の地震が発生した。震源はクライストチャーチの北北東約93キロで、震源の深さは約23キロ。地震発生後に津波が発生したほか、余震も続いており、現地当局は住民に警戒を呼びかけている。 米ハワイの太平洋津波警報センターによると、震源から近い沿岸の観光地カイコウラで、最大約1・5メートルの津波が同国で観測された。現地当局は、ニュージーランドの東海岸全域で津波の危険性があるとして、住民に対して高台への避難など警戒を呼びかけた。 ロイター通信によると、現時点で死者は確認されていない。現地メディアによると、首都ウェリントンなどニュージーランド全土で強い揺れが感じられた。住宅が損傷するなどの被害が出ているほか、一部で停電も起きているという。地震は現地時間の