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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (108)

  • イノシシが牛と暮らすことにしたかわいい理由

    10月、新しく見つけた仲間に鼻をこすりつけるイノシシ。(PHOTOGRAPH BY MARKUS SCHOLZ, PICTURE-ALLIANCE/DPA/AP) ドイツ、ハンブルク近郊のある牧場には、ウシの群れと一緒に暮らすことで一躍有名になったイノシシがいる。 牧場主のディルク・レーゼ氏は、数カ月前にやってきたこのイノシシを「バナナ」と呼んで、じっと見守ってきた。ウシは新しい仲間を特に嫌がる様子もなく、イノシシの方はウシに囲まれながら、まるで自分の家にいるかのように、のびのびとすごしている。 近年、イノシシについてはあまりいい話を聞かない。米国やヨーロッパでは、生息数の増加で、敷地に侵入したり、物を壊したりする被害が相次いでいる。(参考記事:「米で急増するイノシシ、感染症を拡大か」) しかし今回のイノシシは、何の悪さもしていない。この子がウシの群れに加わったのは、おそらくイノシシが知的

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    gikazigo 2015/12/17
  • 惑星の破片をむさぼる「ゾンビ星」を観測

    白色矮星が近くの天体を崩壊させている現場が、このほど初めて観測された。崩れていく天体は、今後100万年以内に、白色矮星の表面に金属の塵だけを残して消滅してしまうだろう。(ILLUSTRATION BY MARK A. GARLICK) 白色矮星は、大きさは地球ほどなのに質量は太陽ほどもある高温で高密度の星だ。そんな白色矮星が、近くにある天体を粉砕している様子が、このほど初めて観測された。まもなく破片を飲み込みはじめるだろう。 この発見について報告する論文は『ネイチャー』最新号に掲載された。論文の筆頭著者である米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのアンドリュー・ヴァンダーバーグ氏は、「多くの研究者が、こういう現象が起こっているに違いないと思っていましたが、今回ついに現場を押さえることができたのです」と説明する。 第2の地球を探していたら WD 1145+017はおとめ座の白色矮星で、

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    gikazigo 2015/10/26
  • ツイッターで「キュートな生き物争い」が勃発

    Twitter(ツイッター)で熱戦が繰り広げられている。王者を目指すライバルたちが、注目を集めようと躍起になっているのだ。 何の競争かというと、ハッシュタグをつけて生き物の写真のキュートさを競う「#CuteOff」である。仕掛け人は、生態学者のアン・ヒルボーン氏。科学者がこぞって生き物の驚くべき生殖器を投稿した「#JunkOff」というハッシュタグを仕掛けたのも彼女だ。Cute Offが勢いを得たのは、アイルランド爬虫両生類学会(HSI)がきっかけだった。 @AnneWHilborn Did somebody say #CuteOff? Just give up now. pic.twitter.com/H5tqJ0tloF — The HSI (@HerpSocIreland) 2015, 8月 31 ご存知かもしれないが、ナショナル ジオグラフィックは昔から、キュートの鑑定にはうるさい

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    gikazigo 2015/09/05
  • コウモリやナマケモノはなぜ逆さまでも平気なのか

    木の枝にぶら下がるノドチャミツユビナマケモノ。コロンビア、アマカヤク国立公園にて撮影。(Photograph by Thomas Marent, Minden Pictures/National Geographic ) 人間は上下逆さまの状態でいると、頭痛などの不快感を覚えるものだ。ではコウモリなど、日々逆さまになって暮らしている動物は、なぜそういった症状を起こさないのだろうか。(参考記事:「巨大恐竜は立ちくらみしなかった?」) 平均的な成人の体内には、5リットルほどの血液がめぐっている。逆さまになると、この大量の血液が急に頭部に流れ込むため、頭痛が起こる。 その点、コウモリは体が軽い。世界最小のコウモリであるキティブタバナコウモリは、体重がたったの2グラムしかない。世界最大種であるオーストラリア原産のクロオオコウモリやフィリピン原産のフィリピンオオコウモリでさえ、体重はわずか1.1キロ

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    gikazigo 2015/09/02
  • 日光下でも金属が熱くならない夢の塗料を開発

    米国フロリダ州ロクサハッチーで見た新しい銅製の屋根。晴れた日には非常に高温になる。新しく開発されたガラス塗料は、金属屋根の温度上昇を抑えて寿命を延ばす効果がある。 米ニューヨークなどの都市では、街ぐるみで建物の屋根を白く塗って温度の上昇を抑え、エネルギー使用の削減を図る取り組みが行われている。近い将来、この白い塗料に代わって注目を浴びそうなのがガラス製の塗料だ。 新たに開発されたガラス塗料を金属製の屋根に塗ると、日光を跳ね返して屋根がなんと大気と同じ温度に保たれるという。この効果は大きい。金属面は日光にあたると非常に高温になる。公園の滑り台やスタジアムの外野席などは、熱くて座れなくなるほどだ。 新しい塗料にはもうひとつ利点がある。完全な無機物である二酸化ケイ素(ガラスやシリコーンゴムの主成分)の混合物でできていることだ。そのため紫外線による劣化がなく、一般的な樹脂コーティングよりもはるかに

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    gikazigo 2015/08/19
  • イヌ属で150年ぶりの新種見つかる

    アフリカのキンイロジャッカル、実はオオカミの一種だった。タンザニアのンゴロンゴロ保全地域にて撮影(PHOTOGRAPH BY JASON EDWARDS, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 東アフリカとユーラシアに生息するキンイロジャッカルが、実は2つの異なる種で、その一方は新種のオオカミであるとする論文を、米スミソニアン保全生物学研究所の生物学者クラウス=ペーター・コエプフリ氏が、7月30日付「Current Biology」誌に発表した。 この新種はアフリカンゴールデンウルフと名付けられたが、オオカミ、コヨーテ、ジャッカルを含むイヌ属で新種が見つかったのは実に150年ぶりのこと。アフリカには、このほかにもタイリクオオカミ、エチオピアオオカミの2種のオオカミが生息している。(参考記事:「アフリカ最後のオオカミ」) 2種のキンイロジャッカルはほぼ同じ外見だが、ユー

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    gikazigo 2015/08/05
  • 冥王星画像:いびつな形の衛星、一酸化炭素の氷

    冥王星の衛星ニクス(左)とヒドラ(右)の新たな画像も届いた。いずれもいびつな形をしている。(Photograph by NASA/JHUAPL/SWRI) 「いまでもまだ、ときおり自分に『深呼吸をしろ』と言い聞かせているような状態。冥王星の風景には、ただひたすら驚かされています」と、米NASAエイムズ研究センターのジェフ・ムーア氏は語る。 9年半、50億キロにわたる旅の末に、無人探査機ニューホライズンズは冥王星系を通過した。冥王星のそばを時速4万8000キロ超のスピードで通りすぎるほんの一瞬の間に、探査機は大急ぎで数多くのデータを収集した。現在は、そのデータを16カ月かけて地球に送っている最中だ。(参考記事:「冥王星“接近通過”をめぐる10の疑問に答える」) トンボー領域と呼ばれるハート形の地形の左側に、一酸化炭素の氷を検出した。緑の部分の中心に向かってその量は増えている。「正体について詳

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    gikazigo 2015/07/24
  • 冥王星の衛星カロンに謎の黒い領域

    冥王星の最大の衛星カロンの極地方の暗さとひび割れた表面は、ニューホライズンズの研究チームを驚かせた。(PHOTOGRAPH BY NASA-JHUAPL-SWRI) NASAの探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に最接近した際に撮影した画像の一部が公開された。 冥王星の赤道付近を撮影した画像からは、まだ地質活動があるように見える地表と、高さ3500mほどの氷の山々が見てとれる。この氷は、メタンや窒素ではなく水が凍ったものだ。冥王星の5つの衛星についても、ひときわ大きい衛星カロンの詳細な画像と、小さな衛星ヒドラの最初の画像が公開された。一連の写真は、氷の天体に関するこれまでの理解に早くも疑問を投げかけている。「冥王星系のすばらしさに驚嘆しました」と、ニューホライズンズの主任研究者アラン・スターン氏は語る。 7月14日、ニューホライズンズは冥王星系を猛スピードでフライバイ(接近通過)し、最接近

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    gikazigo 2015/07/22
  • ここまで鮮明に! 冥王星の写真の変遷を見てみよう

    ハッブル宇宙望遠鏡による初めての冥王星写真 1994年、冥王星とその衛星カロン(右)を撮影したものとしては当時最も鮮明な写真だった。ハッブル宇宙望遠鏡の微光天体カメラによる画像で、2つの天体がはっきりと写っているが、その他はほぼ何も見えない。(PHOTOGRAPH BY DR. R. ALBRECHT, ESA/ESO SPACE TELESCOPE EUROPEAN COORDINATING FACILITY; NASA) NASAの探査機「ニューホライズンズ」は、日時間の7月14日午後9時ごろ冥王星へ最接近した。それから数時間に渡って、探査機は旋回しながら7台の機械をフル回転させ、冥王星と5つの謎多き衛星の観測を行った。 1930年にクライド・トンボー氏が初めて発見した当時の冥王星は、おびただしい数の星々にまぎれて小さく光るひとつの点だったのが、技術の進歩により、画像は次第に鮮明なも

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    gikazigo 2015/07/17
  • 冥王星“接近通過”をめぐる10の疑問に答える

    7月14日に撮影された冥王星の表面。富士山級(約3500メートル)の氷の山が見つかった。(Photograph by NASA-JHUAPL-SwRI ) 2006年に打ち上げられたNASAの探査機「ニューホライズンズ」は、翌年には木星の軌道を通過し、その後は1日160万キロ近いスピードで飛び続けている。この史上最速の探査機でさえ、約50億キロ離れた冥王星に達するには9年半の歳月を要した。(参考記事:「はじめての冥王星」) 時速4万8000キロ超の速さで進む探査機が冥王星のそばを通過するのにかかった時間は、たったの3分だ。それでも冥王星から遠く離れる前に、探査機は何百項目もの調査を行う。最初の高解像度画像はフライバイ(接近通過)の翌日に送信され、その後は16カ月間かけて徐々にデータが地球に送られてくる。 今回の冥王星接近通過に関する10の疑問を、宇宙ライターのナディア・ドレイク氏に聞いてみ

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    gikazigo 2015/07/16
  • 冥王星の衛星カロンに謎の黒い領域

    冥王星の最大の衛星カロンの極地方の暗さとひび割れた表面は、ニューホライズンズの研究チームを驚かせた。(PHOTOGRAPH BY NASA-JHUAPL-SWRI) NASAの探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に最接近した際に撮影した画像の一部が公開された。 冥王星の赤道付近を撮影した画像からは、まだ地質活動があるように見える地表と、高さ3500mほどの氷の山々が見てとれる。この氷は、メタンや窒素ではなく水が凍ったものだ。冥王星の5つの衛星についても、ひときわ大きい衛星カロンの詳細な画像と、小さな衛星ヒドラの最初の画像が公開された。一連の写真は、氷の天体に関するこれまでの理解に早くも疑問を投げかけている。「冥王星系のすばらしさに驚嘆しました」と、ニューホライズンズの主任研究者アラン・スターン氏は語る。 7月14日、ニューホライズンズは冥王星系を猛スピードでフライバイ(接近通過)し、最接近

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    gikazigo 2015/07/16
  • 圧倒的!「高解像度宇宙望遠鏡」の建設構想を発表

    高解像度望遠鏡(HDST)で見たと仮定した画像の例(右)。ハッブル望遠鏡(左)に比べて、100億光年先にある銀河がおどろくほど詳細に見える。(Illustration by D. Ceverino, C. Moody, and G. Snyder, and Z. Levay) 先日、新たな宇宙望遠鏡の驚きの実力を詳述したレポートが米国の宇宙望遠鏡科学研究所から発表された。 2030年代初頭には実用化できるというこの望遠鏡は、高解像度宇宙望遠鏡(HDST)と呼ばれる。地球から100万マイル(160万キロ)の距離に設置され、54個の独立した鏡が組み合わさって、鏡の面積はハッブル宇宙望遠鏡の25倍を誇る。地球に似た太陽系外惑星で生命の痕跡を探したり、銀河誕生の謎を明らかにしたり、我らが太陽系の秘密をより詳細に研究したりといった観測に十分に貢献できる大きさだ。 この望遠鏡はまた、圧倒的な美しさを誇

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    gikazigo 2015/07/09
  • 物資の残りわずか2カ月分、国際宇宙ステーション

    地球の輪郭を背にした国際宇宙ステーション。米国、ロシア、日、欧州が分担して補給物資を届けている。(PHOTOGRAPH BY NASA) 6月28日、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資を積んだ米スペースX社のロケットが、打ち上げ後に爆発した。これで、宇宙ステーションへの物資補給ミッションは3回立て続けに失敗したことになる。 過去1年間で、大量の料、資材、実験機器が煙と消え、宇宙ステーションと宇宙飛行士への補給問題だけでなく、急成長を見せる民間宇宙産業の先行きを懸念する声が上がっている。 一方、3人の宇宙飛行士が滞在する宇宙ステーションの時計は着実に進み続けている。 「民間企業による補給プログラムでは、補給機の損失も計算に入れられている」とNASAのチャールズ・ボールデン長官は声明を出した。しかし、度重なる失敗の結果、宇宙ステーションでは7月末までには予備の料とトイレ用タンクに

    物資の残りわずか2カ月分、国際宇宙ステーション
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    gikazigo 2015/07/03
    国際宇宙ステーション、物資の残りわずか2カ月分 | ナショナルジオグラフィック
  • なぜ「うるう秒」ではトラブルが起きやすいのか | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    窓に映る時計と光の筋。チェコ共和国プラハにて撮影。(PHOTOGRAPH BY ABRAHAM NOWITZ, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 日時間の7月1日、時が止まる。でも、心配することはない。ほんの1秒のことだから。 地球の公転と私たちのカレンダーを合わせるためにうるう年が存在するのと同様に、地球の自転と時計を合わせるためにうるう秒がある。この種の微調整は、原子時計が発明されるまでは問題にならなかった。たとえば原子時計のひとつであるセシウム時計は、地球の回転に基づく時計よりもずっと正確に時間を測ることができる。正確さが異なれば、やがて2つの時計にはズレが生じる。つまり、地球の自転を基準とした時間と原子の時間を合わせるうるう秒が必要になる。 うるう秒は、協定世界時(UTC)の23時59分59秒(日標準時JSTの翌7月1日8時59分59秒)に追加される。

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    gikazigo 2015/06/30
  • 金星で複数の火山が噴火、探査機が間近で初観測

    分厚い雲と460℃もの表面温度がこれまで研究を大きく阻んできた金星だが、最近の研究で主要な謎の1つが解明された。今回の発見は、地球の成り立ちを理解するのにも貢献しそうだ。 欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機「ビーナス・エクスプレス」のデータから、金星が今も活発な地質活動を続けている新たな証拠が得られた。複数の火山が噴火し、温度が815℃を超えているところもあるという。ビーナス・エクスプレスは8年余りにわたって金星を周回し、昨年12月にミッションを終えていた。(参考記事:「ビーナス・エクスプレス、大気圏に突入」) 今回の研究成果は「Geophysical Research Letters」誌に掲載された。論文の共著者で、米ブラウン大学の惑星学者ジェームズ・ヘッド氏は「実に刺激的なデータです」と話す。ヘッド氏は金星を「地球の『悪魔の双子』」と呼ぶ。組成、大きさ、そして火山活動の可能性があるとい

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    gikazigo 2015/06/29
  • カンガルーは左利き、有袋類の利き手研究

    防御姿勢をとっているらしい若いアカカンガルー。オーストラリアのスタートストーニー砂漠で撮影。(PHOTOGRAPH BY JAMI TARRIS, CORBIS) カンガルーのほとんどが左利きという研究成果が先週、米国の学術誌『カレントバイオロジー』に発表された。研究者の間ではこれまで、「利き手」は人間や類人猿にしかないと考えられてきたが、その常識が覆された。(参考記事:「カンガルーの尾は第5の”脚”」) 研究チームは何百匹という野生の有袋類を調査、オーストラリアの象徴ともいえるアカカンガルーとオオカンガルー(別名:ハイイロカンガルー)は、ほぼ何をする場合でも左の前脚を使うことがわかった。研究チームのリーダーであるロシア、サンクトペテルブルク大学の動物学者エゴール・マラシチェフ氏は、人間と同様、直立歩行を始めてから利き手ができた可能性が高いと分析する。「人間はもうそれほど特別な存在ではない

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    gikazigo 2015/06/23
  • 今週の宇宙画像:火星にガラス、豪雨のもとほか

    火星を周回するNASAの探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が、火星の南半球にあるアルガ・クレーターでガラス層を発見した。火星の地表でガラスを確認したのはこれが初。画像は鉱物の種類がわかる分光計の観測結果を示すイメージで、ガラスは緑の部分で示されている。6月5日に科学誌「ジオロジー」の先行オンライン版で発表された。 このガラス層は激しい衝突による高温で形成される「インパクト・ガラス」という。いったん高温になるものの、インパクト・ガラスには有機物の痕跡が残されることが最近の研究で明らかにされた。2020年にNASAが送り込む予定の火星探査機の調査地にもガラス層の存在が確認されており、いずれ古代生命の証拠を見出すことができるのではと研究者らは期待している。

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    gikazigo 2015/06/19
  • メカジキはなぜ漁師を刺し殺したのか

    海中を力強く泳ぐメカジキ。(Photograph by Brian J. Skerry, National Geographic Creative) メカジキは素早い捕者だ。剣のように突き出た鋭い吻(ふん)で相手に大きな一撃を与えられる。5月29日、メカジキを捕らえようとしたハワイの漁船船長は、不幸にも身をもってその力を体験することになった。 米ハワイ州当局によれば、この漁師はランディ・ラネスさんという47歳の男性。メカジキに水中銃を打ち込んだ直後に、吻で胸を刺され死亡した。現場はモーターボートが多く係留されているハワイ島ホノコハウのマリーナのなかで、体長約1.8メートルのメカジキを獲ろうとラネスさんが海に飛び込んで間もなく事故が起こった。 カリフォルニア州ラホヤにある米海洋大気局(NOAA)海洋漁業局の漁業生物学者ハイディ・デュアー氏は、「水中の生物やボート、調査用の潜水艇などの物体を

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    gikazigo 2015/06/06
  • 絶滅危惧ノコギリエイの単為生殖を初確認

    米フロリダ州エバーグレーズ国立公園の沖あいに生息するスモールトゥース・ソーフィッシュ。(Photograph by Doug Perrine, Nature Picture Library/Alamy) ノコギリエイの1種で、絶滅が危惧されているスモールトゥース・ソーフィッシュには、雌が雄と交わることなく子どもを産む「処女懐胎」のような能力があることがわかった。学術誌『Current Biology』に発表された研究によると、処女懐胎、つまり単為生殖によって、これまでに7匹の子供が生まれているという。(参考記事:「アミメニシキヘビの単為生殖を初確認」) 単為生殖は、サメやヘビ、鳥などにも見られるが、野生のエイの仲間で確認されたのは今回が初めて。米ストーニーブルック大学の遺伝学者で、今回の論文の筆頭著者であるアンドリュー・フィールズ氏は、交尾相手が見つからない環境で子どもを作らなければならな

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    gikazigo 2015/06/04
  • 今週の宇宙画像:星の共食い、熱海という湖ほか

    地球から3000光年ほど離れた銀河系内の星「Nasty1」は、急速に太陽よりもずっと巨大になる「ウォルフ・ライエ星」というタイプに分類されている。だが、典型的なウォルフ・ライエ星とは挙動が異なっていたため、研究者たちはその素性を解き明かそうと長年にわたり取り組んできた。 「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」のオンライン版で5月21日に発表された報告によると、このたび天文学者らがハッブル望遠鏡を使って観測したところ、この星を幅2兆マイルという巨大な円盤状の星雲が取り囲んでいることが明らかになった。このような星雲が見つかったのは初めてだ。 中央に見える明るい2つの点は主星と伴星。つまり、2つの星があり、その間に描かれる明るい線は、伴星が主星から引き込むガスを示している。だが、なかにはこの共いから逃れるガスがあり、それが巨大な星

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    gikazigo 2015/06/04