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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (108)

  • 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか

    さんは東大教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。 「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」 血液型性格判断については、もう信奉する人が度を越していて、ぼくもうんざりなので、四さんのこの姿勢には大いに共感する。それが「正しくない」「科学的じゃない」理由については、稿のカバーする範囲ではないと思うの

    第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか
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    gikazigo 2018/08/04
  • 土星の衛星エンケラドスに有機高分子、初めて検出

    NASAの土星探査機カッシーニが撮影したエンケラドスの間欠泉。間欠泉からは氷状の物質が噴出している。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星の小さな衛星エンケラドスには間欠泉があり、宇宙空間に向けて海水を噴き上げている。海水には水、塩、シリカ(二酸化ケイ素)、炭素を含む単純な化合物など興味深い物質が含まれていて、その多くは生命の素材である。 そして今回、すでに運用を終えた土星探査機のデータを解析している科学者たちは、さらに面白そうな物質を発見し、6月28日付け科学誌『ネイチャー』に発表した。数百個の原子が環状や鎖状に並んだ有機高分子だ。 これまで太陽系で地球外生命が見つかる可能性が最も高いのは木星の衛星エウロパだろうと考えられてきたが、エンケラドスが取って代わることになるかもしれない。(参考記事:「【解説】木星

    土星の衛星エンケラドスに有機高分子、初めて検出
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    gikazigo 2018/06/29
  • “痕跡器官”とされた脾臓の役割解明

    人間の消化器系を示すイメージ図。左上に腎臓に似た形をした紫色の脾臓がある。2009年7月に発表された研究によると、マウスを対象に調査した結果、役立たずと思われていた脾臓は、実際には損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることがわかった。 Illustration by MedicalRF.com/Visuals Unlimited 人体には虫垂や扁桃腺(へんとうせん)、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在している。進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきた。しかし、医療研究技術の発達に伴い、痕跡器官にも実際には懸命に働いている臓器があることがわかってきた。 痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)である。最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明したという。脾臓は腎臓に似た形で腹部の左

    “痕跡器官”とされた脾臓の役割解明
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    gikazigo 2018/04/24
  • 恐竜絶滅、小惑星の落ちた場所が悪かったせい?

    6600万年前にユカタン半島に衝突した巨大隕石は、恐竜の絶滅の主要な原因になったと考えられている。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY/ALAMY) 新たな研究により、古代の地球に小惑星が衝突する場所として、ユカタン半島はおそらく最悪の場所だったことが明らかになった。 今から6600万年前、現在のメキシコのチクシュルーブという港町の近くの海に、直径10kmほどの小惑星が衝突した。これにより恐竜の時代は唐突に終わりを告げ、ほとんどの恐竜を含む、地球上の全生物の約4分の3が絶滅した。(参考記事:「小惑星衝突「恐竜絶滅の日」に何が起きたのか」) 東北大学大学院理学研究科地学専攻の海保邦夫氏がこのほど発表した論文によると、宇宙から飛んできた小惑星が炭化水素(石油や天然ガスの主成分)を豊富に含む堆積岩層に衝突し、大気中に膨大な量の煤

    恐竜絶滅、小惑星の落ちた場所が悪かったせい?
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    gikazigo 2017/11/11
  • ロシア上空に謎の発光体、正体は弾道ミサイル

    Reports of a giant glowing ball lighting the sky over Salekhard, the Yamal peninsula https://t.co/yhhb05mx7Y pic.twitter.com/5Fd2cagPpH — The Siberian Times (@siberian_times) 2017年10月27日 10月26日夜、ロシアの上空で「光の球体」が目撃された。幸いなことに、エイリアンの侵略ではないことが判明した。 原因は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験だ。ミサイルの発射が、シベリア北部において巨大な光る球体を出現させた。当時、北極圏ではうっとりするほど美しいオーロラのショーが始まっていた。辺りにはオーロラに魅せられ、写真を撮ろうとカメラを手にした大勢の人が集まっていた。(参考記事:「オーロラから聞こえる謎の音の正

    ロシア上空に謎の発光体、正体は弾道ミサイル
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    gikazigo 2017/11/01
  • 村をのみ込む泥噴出、止まらない原因を解明

    2006年5月29日、インドネシア・ジャワ島の数カ所から泥が噴き出し始め、今も終息していない。この噴出はルーシーの名で知られるようになり、今も続く泥噴出としては史上最も被害が大きい。(PHOTOGRAPH BY ADRIANO MAZZINI, THE LUSI LAB PROJECT) 2006年、インドネシア、ジャワ島の5カ所で、地面から泥の川が噴き出し始めた。現在もまだ、泥を吐き続けている。(参考記事:「泥火山の噴出は天災?それとも人災? 泥に埋もれた村」) この災害「ルーシーの泥噴出」(泥火山とも呼ばれる)は、今では16平方キロ近くにまで範囲を広げている。ピーク時には、一帯を覆う泥が毎日およそ17万立方メートルずつ増えていた。(参考記事:「泥に飲まれた村、インドネシア泥火山」) 2017年の夏に学術誌「マリン・アンド・ペトロリアム・ジオロジー」に掲載された論文で、その被害規模がまと

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    gikazigo 2017/10/25
  • ネアンデルタール人のゲノム解読、我々の病に影響

    2008年に公開されたネアンデルタール人の女性の復元像。DNAの解析結果に基づいて制作された。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 秋だというのにひどい日焼けをしてしまったとか、関節の調子が悪いのなら、その原因の一端はもしかするとネアンデルタール人にあるかもしれない。(参考記事:「ネアンデルタール人 その絶滅の謎」) 5万2000年前のネアンデルタール人女性について、全ゲノムの高精度な塩基配列を決定したことを、ドイツ、マックス・プランク進化人類学研究所の研究者らが科学誌「サイエンス」に発表した。今回、解析されたのはヨーロッパ南部、クロアチアのヴィンディア洞窟で発見されたネアンデルタール人化石。全ゲノムの配列決定はネアンデルタール人では2例目となる。 このゲノムや他のネアンデルタール人女性のゲノム、そして大勢の現代

    ネアンデルタール人のゲノム解読、我々の病に影響
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    gikazigo 2017/10/11
  • さよならカッシーニ、ついに土星衝突軌道に突入

    2009年8月、春分や秋分のように土星のちょうど半分が太陽に照らされる姿(昼夜平分)をカッシーニは初めて目撃した。太陽は土星の赤道の真上に来ている。(PHOTOGRAPH BY NASA, JPL, CASSINI) 9月15日、土星の空で輝くひと筋の光が1つの時代の終わりを告げる。NASAの素晴らしい土星探査機カッシーニが最期を迎えるのだ。(参考記事:「土星探査機カッシーニ、最終ミッションを開始」) カッシーニが土星系の探査を開始したのは2004年のこと。それから13年にわたり、土星とその衛星の周りを自由自在に飛び回り、無数の指令を実行し、45万枚以上の画像を地球に届けた。(参考記事:「土星の環から地球が見えた、NASAが写真公開」) 燃料が尽きた後も永遠に土星系を周回させたいところだが、土星の大気に突入して自分自身を破壊することが、カッシーニの最後の科学ミッションになる。 「ミッション

    さよならカッシーニ、ついに土星衝突軌道に突入
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    gikazigo 2017/09/12
  • 謎の「高速電波バーストの嵐」が発生、正体不明

    米国ウェストバージニア州にある超高感度の電波観測所、グリーンバンク望遠鏡。駐車しているバスと比較すると、その大きさが実感できる。(PHOTOGRAPH BY NRAO/AUI, REUTERS) 遠い宇宙で何かが生まれ、その謎に満ちた物体が宇宙空間に向かって繰り返し膨大なエネルギーを送り出している。 その物体が何なのかは明確にはわかっていないが、科学者らはこの現象を「高速電波バースト(Fast Radio Burst)」と呼んでいる。持続時間はほんの一瞬だが、非常に強力な電波の放出だ。先日、天文学者らが、30億光年かなたにある銀河から繰り返し発生する高速電波バーストを観測した。 地球外生命体探査プロジェクト「ブレークスルー・リッスン」に参加している科学者らが今回の発見に至ったのは、幸いなことに、彼らには見るべき場所がよくわかっていたためだ。研究チームは、米ウェストバージニア州にあるグリーン

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    gikazigo 2017/09/07
  • 【動画】頭の表皮がバネ!超高速で閉じるアリの顎

    ある種のアリは、わずか0.0005秒で顎を閉じることができる。これは、私たちのまばたきより700倍も速い。その仕組みはずっと謎だったが、高速ビデオカメラの力によって明らかになり、9月1日付けの科学誌「Journal of Experimental Biology」に発表された。 そのアリとは、ハンミョウアリ属(Myrmoteras)の2種だ。論文によると、ハンミョウアリが高速で顎を閉じて獲物を捕まえるときには、特殊な関節と筋肉を使い、バネにエネルギーをたくわえるような「パワー増幅」を利用しているという。(参考記事:「カメレオンの舌、重力の264倍で加速と判明」) 論文の共著者である米イリノイ大学の昆虫学者アンドリュー・スアレス氏は、「矢を発射できる状態にした、巨大なクロスボウのようなイメージです」と説明する。(参考記事:「【動画】ヘビの驚異の高速アタック」) 罠猟に使うトラバサミのような顎

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    gikazigo 2017/09/04
  • 4つの翼を持つのに飛べなかった?新種恐竜を発見

    新種恐竜セリコルニス・スンゲイ(Serikornis sungei)がエサを捕らえる様子。アーティストによる想像図。(ILLUSTRATION BY EMILY WILLOUGHBY) 中国で発見された恐竜の化石が、飛行の起源を解明しようとする科学者の間でちょっとした議論を巻き起こしている。 体の大きさは現代のキジとほぼ同じで、4つの翼を持つ新種恐竜は、セリコルニス・スンゲイ(Serikornis sungei)と名付けられた。中国の同じ地域では、前肢と後肢にびっしりと羽が生えて、4つの翼になっている恐竜がほかにも複数見つかっている。だが、古生物学者にとって意外だったのは、極めて保存状態のよい化石が示す証拠を見るかぎり、セリコルニスが空を飛べなかったらしい点だ。 「ほかの四翼恐竜と違って、セリコルニスでは小羽枝が一切見つかりませんでした。小羽枝とは、羽ばたくときに空気の抵抗を利用するための

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    gikazigo 2017/08/31
  • 海王星に巨大嵐が出現、サイズは地球並み

    NASAの宇宙探査機ボイジャー2号が1980年代末に撮影した海王星の嵐。今回、ハワイのケック天文台で観測された新たな嵐は、その大きさと発生場所で天文学者たちを驚かせた。(PHOTOGRAPH BY NASA) 太陽系最強とも言われる海王星の風が、さらに激しさを増したようだ。青く美しいこの惑星の赤道付近で、新たな嵐が発生した。 見つかった嵐は、明るく光を反射している雲の塊で、直径は地球と同程度。メタンの氷の雨を地上に降らせていると見られる。米ハワイ州にあるケック天文台で撮影された画像からは、雲が6月26日から7月2日までの間、特に明るく輝き、その後も7月25日にかけて大いに暴れまわっているのが確認されている。 海王星では過去にも嵐が観測されているが、赤道付近でこれほど巨大な嵐が見られたのは初めて。通常、嵐は極付近に集中する。(参考記事:「土星北極の巨大嵐、カッシーニが観測」) 「この嵐は実に

    海王星に巨大嵐が出現、サイズは地球並み
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    gikazigo 2017/08/09
  • 「奇跡の恐竜」は新種と報告、色で防御か

    古生物学者のヤコブ・ビンター氏は、赤茶色の色素フェオメラニンがボレアロペルタの下腹部を除く大部分を覆っていたと主張する。だとすると、このツートンカラーは捕者を避けるのに役立ったのかもしれない。(MANUEL CANALES, NGM STAFF; PATRICIA HEALY. ART: DAVIDE BONADONNA. SOURCES: CALEB MARSHALL BROWN AND DONALD HENDERSON, ROYAL TYRELL MUSEUM OF PALAEONTOLOGY; JAKOB VINTHER; C. R. SCOTESE, PALEOMAP PROJECT) ナショナル ジオグラフィックが2017年6月号で報告した「鎧をまとった奇跡の恐竜」がこのほど新種として論文に記載され、8月3日付の学術誌「カレントバイオロジー」に発表された。(参考記事:「2017

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    gikazigo 2017/08/08
  • 第4回 子どもにミルクやスープを与えるサメがいた!

    サメやエイは、硬い骨を持たないいわゆる軟骨魚類で、サメはすでに4億年前にはこの世界に姿をあらわしていたという。エイはその後、分岐して新たな分類群となったようで、サメとエイをあわせて板鰓類(ばんさいるい)と呼ぶこともある。 現在、サメは分かっているだけで500種以上いて、熱帯から極地方まで、深海から浅い海まで、まんべんなく分布している。中には、最上位の捕者として君臨するホホジロザメや、最大の魚類であるジンベエザメなど、我々から見てもカリスマ的な種が存在している。また、エイも淡水から海水まで世界中に進出しており、オニイトマキエイ(マンタ)は、その大きさといい、水中を飛ぶかのように泳ぐ様といい、非常に人気が高い。

    第4回 子どもにミルクやスープを与えるサメがいた!
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    gikazigo 2017/08/06
  • 第3回 共食いも胎盤も! サメは「繁殖様式のデパート」

    「ちょっと異例なほど、うちはサメの研究者が多いんです。動物研究室にも、5人くらいサメに関わっている研究者がいますし、それと水族館の側にも研究者がいて、衛星タグを使ってジンベエザメを追いかけるような研究をやっています。我々の方は、ホルモンを調べたり、組織を調べたり、ですね。まあ、サメの生物体から生態まで、網羅するような研究室って、世界的にもあまりないです」 外から見ると水族館にくっついてる研究施設のように見えつつ、その実、独立した研究機関であり、サメ研究では世界をリードしている。中心的なテーマは、サメの繁殖生理。4億年前には地球上に存在していたというサメが、どのような繁殖の仕方を開発してきたのか、その多様性を佐藤さんは、「繁殖様式のデパート」と呼んだ。 「すべてとは言いませんが、あらゆる子どもの産み方がサメっていうグループの中には見られるんですね。こんな生物群は多分ほかにないと思いますね。や

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    gikazigo 2017/08/06
  • 初の「系外衛星」を発見か、約4000光年先の惑星

    約4000光年先にある巨大惑星の周りを、海王星並みの途方もなく大きな衛星が回っているという、興味をそそる研究の途中経過が、この7月末に発表された。もしこれが確認されれば大発見である。この異様に大きな衛星は、太陽系外惑星の軌道で検出された初めての衛星となり、天文学者による宇宙の研究に新たなページを刻むことになる。(参考記事:「ケプラー16bに初の系外衛星が存在?」) しかしながら、はるか彼方の惑星を発見することさえ困難なのに、これほど遠く離れた衛星を発見するとなると至難の業だ。研究チームはその存在を裏付ける多くのデータを収集する必要がある。そのため天文学者らは、2017年10月にハッブル宇宙望遠鏡の照準を、この惑星の主星に合わせる予定だ。 「この衛星候補は興味深く、私たちは十分な手応えを感じているからこそ、ハッブルを使う申請をしたのです」と、米国コロンビア大学の大学院生でこの研究の共著者であ

    初の「系外衛星」を発見か、約4000光年先の惑星
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    gikazigo 2017/08/02
  • 土星の衛星タイタンに「ビニル製」生命の可能性

    NASAの探査機カッシーニが、土星とその環の手前を通過するタイタンをとらえたカラー写真。(PHOTOGRAPH BY NASA) 土星の衛星タイタンの極地では、冬になると有毒の分子が激しい雨となって降り注ぐ。そして条件が整えば、この分子が集まって、地球上の生命が持つ細胞膜のような、膜状の構造を形成する可能性がある。 この有毒分子はシアン化ビニル(アクリロニトリル)と呼ばれるもので、タイタンの大気圏上部で形成される。7月28日付で学術誌『Science Advances』に発表された論文によると、タイタンのオレンジ色をしたもやの中には、このシアン化ビニルが大量に存在し、氷のように冷たい星の表面に降り注いでいると考えられるという。 タイタンの北極で2番目に大きな湖であるリゲイア海の中には、100億トンを超えるシアン化ビニルが含まれていると推測される。(参考記事:「土星衛星タイタンの湖、モザイク

    土星の衛星タイタンに「ビニル製」生命の可能性
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    gikazigo 2017/08/02
  • 【動画】仰天!ヘビの0.1秒の攻撃かわすネズミ

    米国カリフォルニアの砂漠にすむカンガルーネズミは、高温になる日中は体を休め、毒ヘビがとぐろを巻いて餌を待ち構えている夜間に活動する。(参考記事:「温暖化を味方にするカンガルーネズミ」) しかし、彼らは無防備ではない。新たな研究により、サバクカンガルーネズミ(Dipodomys deserti)はヨコバイガラガラヘビ(Crotalus cerastes、英名サイドワインダー)の素早い襲撃をかわす高度な技を持っていることが明らかになった。 研究成果は科学誌「Animal Behavior」8月号に発表された。(参考記事:「ガラガラヘビの動き、ロボットに応用へ」) ヘビに出会ったサバクカンガルーネズミは、予測不能なジャンプをしたり、ヘビの頭を蹴ったり、足を高速で踏み鳴らしたり、あるいはヘビの顔に砂をかけることすらして、その速攻をかわしている。 「サバクカンガルーネズミは驚異的なジャンプ力で危険を

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    gikazigo 2017/07/30
  • 【動画】海底で長すぎる奇妙な生物に出会った

    一体どこまで続くのかと思うほど長いナマコを、ダイバーのビタリー・バザロフ氏がエジプトの紅海で発見、動画に収めた。(参考記事:奇跡の一瞬「ナマコの産卵」) このヘビのようなナマコはおそらくオオイカリナマコ(Synapta maculata)。世界で最も長い種のひとつで、2、3メートルにも達する。 海底のやわらかな堆積物の中を滑るように進み、体の一端にある触手を使って有機物や海中に浮遊する生物の断片などをかき集めて口に入れ、濾過して摂する。 ナマコは、世界中で1200種以上の存在が知られている。見かけはずんぐりしたジャガイモのようなものから、毛虫に似たものまでさまざまだ。小さな管足を使って這うものもいれば、このオオイカリナマコのように波状にうねって進むものもいる。(参考記事:「深海の最新写真10点、奇妙で神秘的なガラパゴス沖」) 用にされるだけでなく、ナマコは医薬用としても珍重されている。

    【動画】海底で長すぎる奇妙な生物に出会った
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    gikazigo 2017/07/26
  • 【動画】陥没穴が住宅をのみ込んだ、直径60m

    米国フロリダ州ランドオレイクスで、ある日突然、地面に巨大な穴があいて住宅をのみ込んだ。 フロリダ州では各地で地面の陥没が相次いでいるが、地元メディアWFLAの報道によると、今回の陥没により、2軒の住宅、ボート、私道と公道の一部が穴に落下したという。 7月14日に現地で撮影された動画には、1軒の住宅があっという間に崩れ落ちる様子が映っている。住宅の壁が湧き上がる泥水の中に落ちると、居間が丸見えになった。陥没による負傷者はいなかったが、住宅は倒壊し、周辺住民も避難を余儀なくされた。 それでも今回の被害者はまだ幸運だった。2013年にはフロリダ州タンパ付近で真夜中に住宅の真下で陥没が発生し、就寝中のジェフ・ブッシュ氏が死亡している。2015年にも同じ地域で陥没が起きたが、このときは負傷者はいなかった。(参考記事:「陥没穴、発生のしくみと原因」) ランドオレイクスはタンパの北のパスコ郡にある。新し

    【動画】陥没穴が住宅をのみ込んだ、直径60m
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    gikazigo 2017/07/24