磁気嵐を勘違い、攻撃寸前=67年、米空軍が旧ソ連に-ICBM監視レーダー故障 1967年5月23日に太陽の表面で起きた大規模な爆発現象「フレア」(写真中央上部、白く明るい部分)。地球で観測史上最大級の磁気嵐を引き起こした(米国立太陽天文台提供) 1967年5月に太陽の活動が異常に活発化し、地球で観測史上最大級の磁気嵐が発生した際、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の大陸間弾道ミサイル(ICBM)監視レーダーが故障し、米空軍が旧ソ連による妨害と勘違いして一時、攻撃準備態勢を取っていたことが分かった。 米空軍の退役軍人やコロラド大などの研究者が13日までに、米地球物理学連合(AGU)の学会誌「スペース・ウェザー」に論文を発表した。 当時は東西冷戦とベトナム戦争のさなか。この事件で「宇宙天気予報」の重要性が改めて認識され、太陽活動や地球磁気圏の観測が強化されたという。67年7月には米国の核
ニュートリノでも可能性=「反物質」消滅、説明する現象-茨城から発射、岐阜で観測 宇宙が誕生した際、現在の世界を形作る物質と同じだけあった「反物質」が消えた謎を説明する現象が、素粒子のクォークだけでなくニュートリノでも起きている可能性が高いことが分かった。高エネルギー加速器研究機構や東京大などの国際研究グループが7日未明、米国で開催中の国際学会で発表した。 物質と反物質は鏡に映したようにそっくりだが、電気のプラスとマイナスが逆のため、合わさると光になって消滅してしまう。しかし、反物質だけが消えたのは、「CP対称性の破れ」と呼ばれる現象が原因と考えられている。 原子核を構成する陽子や中性子のもとのクォークでCP対称性の破れがあることは、小林誠、益川敏英両博士の理論で予想された。日米の加速器実験で確認され、両博士は2008年のノーベル物理学賞を受賞した。しかし、宇宙ではクォークより電子の仲間
ポケモン熱中? ひったくり被害=自転車の女子大生-名古屋 24日午後3時ごろ、名古屋市瑞穂区村上町の市道で、区内に住む女子大学生(22)が左手でスマートフォンを操作しながら自転車に乗っていたところ、後ろから来た原付きバイクの男にかばんをひったくられた。女子学生はゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」で遊んでいた。 〔写真特集〕人気アプリ「PokemonGO(ポケモンゴー)」 女子学生にけがはなく、愛知県警瑞穂署は窃盗事件として逃げた男の行方を追っている。現場は人通りの少ない裏道で、同署は「ゲームに気を取られ、付け狙われているのに気付かなかった可能性がある」とみている。(2016/07/24-20:12) 【社会記事一覧へ】 【アクセスランキング】
「太陽」が3個ある惑星=340光年先で発見-欧米チーム 惑星の軌道(画像赤線)と恒星3個の軌道(青線)。惑星から見ると「太陽」が3個あるように見える(欧州南天天文台=ESO提供) 地球からケンタウルス座方向に約340光年離れた所で、「太陽」が3個ある惑星を発見したと、米アリゾナ大などの欧米チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。南米チリにある欧州南天天文台のVLT望遠鏡を使い、赤外線で惑星を直接捉えた。 この惑星は質量が木星の約4倍で、表面温度は約580度。形成されてから約1600万年と推定され、非常に若い。惑星から見て太陽に当たる恒星は大、中、小の3個ある。3個が一緒に昇って沈むため昼夜が変わる時期と、順番に昇ってほぼ昼間が続く時期があるという。 この不思議な仕組みは円軌道の組み合わせで起きる。中心は大きな恒星で、惑星は周囲を約550年かけて公転している。一方、大恒星は中小の恒
安倍首相、遊説中止で危機対応専念=菅氏不在に野党から批判も-ダッカ人質事件 新潟選挙区の自民党候補の応援演説をする菅義偉官房長官(中央)=2日午後、新潟市南区 多くの日本人が巻き込まれたバングラデシュでの人質事件を受け、安倍晋三首相は2日に予定していた北海道での参院選遊説の日程を取りやめ、国家安全保障会議(NSC)を開くなどして危機対応に当たった。ただ、菅義偉官房長官は対応を萩生田光一官房副長官に委ね、選挙応援のため新潟入りし、野党の一部からは批判の声も上がった。 床に倒れた人、大量の血痕=「現場写真」公開-IS系メディア 事件を受けて菅長官は午前8時半に首相官邸で緊急の記者会見を開き、状況を説明。首相も同9時すぎには官邸に入り、状況把握に努めた。首相は3日に予定していたサッカーのイタリア1部リーグ、ACミランの本田圭佑選手との対談も取りやめる。 一方、萩生田、世耕弘成両官房副長官や西
7~9月は猛暑注意=降水量は平年並みか-気象庁 気象庁は24日、7~9月の3カ月予報を発表した。平均気温は北日本(北海道と東北)で平年並みか高く、東・西日本と沖縄・奄美で高いとみられ、猛暑に注意が必要。9月は全国的に残暑が厳しい。降水量は東日本の日本海側と北日本で平年並みか多く、それ以外の地域はほぼ平年並みの見込み。 太平洋赤道域東部の海面水温が平年を下回るラニーニャ現象が発生する見通しで、太平洋高気圧の日本への張り出しが強まる。西日本の上空ではチベット高気圧にも覆われる可能性が高い。 【7月】北日本は曇りや雨の日が平年より多く、東日本の日本海側は平年同様に多い。東日本の太平洋側と西日本は、前半は曇りや雨の日、後半は晴れの日が平年同様に多い。沖縄・奄美は晴れの日が平年同様に多い。 【8月】北日本の天気は数日周期で変わる。東・西日本と沖縄・奄美は晴れの日が平年同様に多い。 【9月】西
最大の危機に直面=ドミノ離脱の恐れ-EU 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は、英国民が自ら進んで離脱を選択し、正面からEU統合を否定したことに大きな衝撃を受けている。原加盟の6カ国から28カ国に膨らんだ拡大路線は頓挫を余儀なくされた。各国で今後、国民投票が実施され、英国に続く「ドミノ離脱」に発展する可能性もある。EUは発足以来、最大の危機を迎えた。 国民投票、危険性浮き彫りに=甘かった首相の読み-英 トゥスクEU大統領は投票前、英国が離脱を選択すれば「(EU)分裂に向けた第一歩になる恐れがある」と警告。恐れていた離脱が現実となった。EU首脳らは域内の動揺を早期に収拾し、分裂の芽を摘むため変革に向けた新たな戦略を提示しなければならない。困難な課題を背負うことになった。 EUは投票結果を受け、24日にユンケル欧州委員長、トゥスク大統領、シュルツ欧州議会議長、EU議長国のルッテ・オランダ
ローマに初の女性市長=EU批判派台頭、首相に打撃-伊 19日、イタリアのローマ市長選で勝利を確実にし、記者会見するビルジニア・ラッジ氏(AFP=時事) 【パリ時事】イタリアの首都ローマで19日、市長選の決選投票が行われ、現地からの報道が伝えた開票率80%時点の開票結果によると、新興政党「五つ星運動」所属で弁護士出身のビルジニア・ラッジ氏(37)が67%の票を獲得し、初の女性市長となることが確実となった。 〔写真特集〕世界の女性政治家 ローマではレンツィ首相率いる中道左派の国政与党・民主党系の市長が昨秋に汚職疑惑で辞任するなど、政治の腐敗に対して市民の怒りが強まっていた。ラッジ氏は「私は全ローマ市民にとっての市長となり、市政に正当性と透明性を取り戻す」と宣言した。 五つ星運動は欧州連合(EU)が課す厳しい緊縮財政に反発し、EUに対して批判的な態度を取っている。EU離脱の是非を問う英国民投
戦時中の旧外地会計を承認=参院、14年度決算も 参院本会議で、戦時中に日本が運営していた朝鮮総督府など旧外地の決算が承認され、一礼する麻生太郎副総理兼財務相(手前左)。同右は安倍晋三首相=25日午前、国会内 参院は25日の本会議で、戦時中に日本が運営していた朝鮮総督府など旧外地の特別会計のうち、戦後70年以上にわたり手続きが行われていなかった1944、45両年度の決算を承認した。これにより、国の会計上の戦後処理が終結した。 旧外地特会は、日本が支配していた「朝鮮」「台湾」「樺太」「関東州」「南洋」の5地域の運営に関するもの。資料の散逸で決算処理ができない状態が長く続いていた。44、45両年度の剰余金に積立金を加えた約7億8000万円が2015年度一般会計に組み入れられる。 また、本会議では14年度決算も承認。警察の捜査書類や証拠品の不適切な管理、NHK関連団体の不正経理など計8件につい
世界最大のウクライナ機飛行=豪に発電機を輸送 15日、オーストラリア西部パースの空港に着陸した世界最大のウクライナのAN225輸送機「ムリヤ」(AFP=時事) 【モスクワ時事】ウクライナのアントノフ航空が保有する世界最大で1機しかないAN225輸送機「ムリヤ」が15日、チェコの首都プラハからオーストラリア西部パースの空港に飛来した。 〔写真特集〕懐かしの旅客機 ムリヤはウクライナ語で「夢」。運航はまれで、豪州着陸も初めてとあって、航空ファンらを沸かせた。今回は100トン以上の発電機を運んだ。 ムリヤは1980年代、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を輸送する目的で生産された。250トンの貨物を運搬可能。東日本大震災後、フランスが支援のためにチャーターしたことがある。(2016/05/16-05:50) 【記事一覧へ】
頭にボーガン「自分で撃った」=路上で発見、自殺未遂か-東京 11日午前3時20分ごろ、東京都国分寺市北町の路上で、頭にボーガンの矢が刺さった男性(25)が立っているのを新聞配達員の男性(37)が見つけ、通り掛かったパトカーの警察官に通報した。矢は長さ約40センチで男性の側頭部を貫通しており、病院に搬送されたが意識不明の重体。「家で自分で撃った」と話したといい、警視庁小平署は自殺を図ったとみて調べている。 同署によると、小平市上水新町の自宅には長さ約60センチのボーガンがあり、部屋からは血痕も見つかった。男性はうつ病だったといい、同居の家族が10日午後10時ごろ、男性がいなくなっているのに気付き、110番した。(2016/05/11-12:56) 【記事一覧へ】
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