地震による土砂崩れで崩落した南阿蘇村の阿蘇大橋周辺では、斜面のさらなる崩落を防ぐための工事が行われていますが、橋の復旧までには長い時間がかかる見通しで観光などへの影響の長期化が懸念されています。 土砂崩れは、長さ700メートル、幅200メートルにわたり、崩れた土砂の量はおよそ50万立方メートルに上ると推定されています。 阿蘇大橋は熊本県が管理する橋ですが、活断層の対策など工事に高度な技術が必要だとして今月、国が県に代わって直轄で復旧工事を行うことを決めました。崩落した斜面では、ほかにも複数の亀裂が確認されているため、まずは斜面が再び崩れないよう対策が取られる予定で、現在は、遠隔操作できる無人のダンプカーやショベルカーなどを使って工事に必要な道路の建設が続けられています。さらに、今後、活断層や地盤を調べたうえで、新たな橋の位置や構造を検討する必要があるため復旧には長い時間がかかる見通しで、観