印刷 仮設住宅を出た被災者を受け入れる災害公営住宅(復興住宅)を、福島県相馬市が建設することが決まった。発注に向けた手続きを8月に開始し、秋に一部で着工する予定。東日本大震災では岩手、宮城両県でも復興住宅の整備費が予算化されているが、建設が具体化したのは初めて。 建設するのは、平屋(1LDK)と2階建て(2LDK)の一戸建て計121戸、アパート4棟(計48戸)。一戸建ては、津波で水没した地域に近い相馬市程田の市営住宅跡地に建てる。アパートは高齢者世帯向けで、共同の食事スペースや住人が集う「井戸端エリア」も設ける。相馬市は6月臨時議会で、土地の造成費用を含め約17億円の建設費を予算計上した。 関連リンク被災者生活再建支援金のほぼ全額を国が負担へ 菅政権(7/21)復旧費、5年で12兆円 政府復興基本方針原案(7/16)被災地の新築公営住宅、5年めどに安く売却 菅政権検討(7/3)震災復興