神戸市は21日、毒を持つ外来種のアリ「アカカミアリ」が神戸港(ポートアイランド)のコンテナヤードで見つかったと発表した。約100匹がアスファルト舗装の裂け目にいたため、殺虫剤で防除した。女王アリや卵は確認されていないという。 市によると、強い毒を持つ外来種「ヒアリ」が16日に同じコンテナヤードで発見されたため、市と環境省が緊急調査を実施。ヒアリの確認地点から東に約120メートルの場所で20日に別の似たアリが見つかり、処理した上で調べたところ、21日にアカカミアリと判明した。 環境省によると、アカカミアリは米国南部~中米原産で、国内では小笠原諸島・硫黄島で定着している。本州では植物検疫で確認された例が複数あるが、生活圏で見つかったことはない。ヒアリに比べ、毒性や人への攻撃性は弱いものの、刺されると激しい痛みを伴う。2005年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定されている。
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