米首都ワシントンの司法省で記者会見するメリック・ガーランド司法長官(2023年10月3日撮影)。(c)Stefani Reynolds / AFP 【10月4日 AFP】米政府は3日、オピオイド系鎮痛剤フェンタニルの製造・流通をめぐり、中国の個人・団体に制裁を科した。これを受けて中国政府は4日、オピオイド系薬物の過剰摂取は「米国に根差した問題」だと反発した。 米国では近年、合成オピオイドの過剰摂取による死者が年間数万人に達している。中でもフェンタニルとの闘いを優先課題として挙げるジョー・バイデン(Joe Biden)政権は3日、中国を拠点とするフェンタニルの製造メーカーなど25の個人・団体、およびカナダの3団体に対する制裁を発表した。 制裁を発表したメリック・ガーランド(Merrick Garland)米司法長官は、フェンタニルの国際供給網は「しばしば中国から始まる」と発言した。 これに反